(提供:ファーウェイ)
Androidの魅力は端末の多彩さ
Nexusはその中でも常に最新のAndroidを使える点が◎
Androidスマートフォンの一番の魅力として、まず取り上げられるのが端末の豊富なラインナップだ。5.5型オーバーのファブレットから4型台のコンパクトモデル、性能/デザインともに上質なフラグシップモデルから比較的お手頃なミドルクラスまで、自分に合った製品を自由に選ぶことができる。
また端末メーカー間で激しい競争があるため、特徴的な機能を搭載している製品が多い。デジカメ以上のカメラ性能を持つ端末もあれば、国内メーカー端末のようにおサイフケータイや防水・防塵などの機能に対応するものもある。
そんな多彩なAndroidスマホの中でも、デジモノに詳しいアスキー読者にとって特に魅力的、かつ特別な存在が「Nexus」ブランドの端末だ。NexusはAndroid自体を提供しているグーグルが販売し、最新バージョンのAndroidが常に一番最初に提供される。また、Androidスマホの未来を示す1つの指標として、先進的なユーザーに認識されることが多い。
今年のNexusブランドのスマホは「Nexus 5X」と「Nexus 6P」の2モデルがリリースされているが、今回はNexus 6Pについて、その魅力や特徴について詳しく紹介していく。
ファーウェイが製造を担当する「Nexus 6P」
いち早くAndroid 6.0を試したいなら、Nexus 6Pを選ぶしか!
Nexus 6Pはファーウェイが製造を担当し、国内ではソフトバンクからリリースされる(そのほかSIMフリー版がGoogleストアから購入可能)。
そのNexus 6Pの一番の注目は、やはり今秋公開されたばかりの最新OSであるAndroid 6.0が動作している点。今冬に各社から発売されたAndroidスマホは、1つ前のバージョンであるAndroid 5.1を搭載するものが大半。もちろん今後Android 6.0へのバージョンアップが提供される端末もあるだろうが、Android 6.0をいち早く試したければ、Nexus 6Pを選ぶのが手っ取り早い。
同時にNexus 6Pは、リリースから2年間のOSバージョンアップ(セキュリティーアップデートは3年)が保証されている。実際、2年前に発売されたNexus 5にもAndroid 6.0が提供されている。今Nexus 6Pを購入すれば、来年登場するであろう新Android(6.5? 7.0?)も確実にいち早く利用できるわけで、常に最新のAndroid環境を試したい/使う必要があるという人はもちろん、せっかく購入したスマホだから、2年は古さを感じずに使いたいという人にもオススメである。
USB Type-Cコネクターに指紋認証機能
2016年のAndroidスマホの姿がNexus 6Pにはある?
Nexus 6Pはハードウェア面でも、来年以降のAndroidスマホの“スタンダード”を予感させる要素が多数ある。
たとえば、Nexus 6Pの下部に用意されているUSB Type-Cのコネクター。上下関係なく抜き差しできる利便性のほか、USB 3.1対応の高速通信、大容量給電(当然充電に要する時間も短くなる)などが特徴だ。一般的なAndroidスマホでは、まだmicroUSB端子が主流だが、Nexus 6PにType-Cが搭載されたことで、来年以降はUSB Type-Cへの移行が確実に進むはずだ。
また指紋認証機能も特徴的だ。「Nexus Imprint」と名付けられたこの機能は、画面が消えたスリープ状態で背面部のセンサーにタッチするだけで、スリープからの復帰とロックの解除が同時に行なわれて、すぐに端末が利用可能な状態になる。最近では多くのスマホに指紋認証機能が搭載されるようになったが、スリープ解除のために1度はボタンを押す操作が必要なタイプが一般的で、操作性に明らかな差がある。
Nexus 6Pでは指紋の認識速度も速く、来年以降はこの使い勝手が標準的になるんだろうなあと予感させてくれる。この未来感こそ、Nexus 6Pを選んだことで得られるメリットと言える。
次ページではNexus 6Pのデザインや機能について、さらに詳しく紹介していこう。
(次ページでは、「世界シェア3位のファーウェイが送り出す「Nexus 6P」」)