予算や用途に応じた柔軟なカスタマイズが可能
次に、「ESPRIMO WW1/W」で選択できるパーツについて見てみよう。CPUのオプションのとして用意されているのは下記の3種類だ。
「ESPRIMO WW1/W」で選択可能なCPUの違い | |||
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種別 | Core i7-4712MQ | Core i5-4210M | Core i3-4100M |
コア数/スレッド数 | 4/8 | 2/4 | 2/4 |
動作周波数 | 2.3GHz | 2.6GHz | 2.5GHz |
最大動作周波数 | 3.3GHz | 3.2GHz | - |
キャッシュメモリー | 6MB | 3MB | 3MB |
グラフィックス機能 | インテルHDグラフィックス4600 | インテルHDグラフィックス4600 | インテルHDグラフィックス4600 |
価格を抑えたいならリーズナブルなCore i3-4100Mを選ぶのもアリだが、PCとしてのパフォーマンスを重視するなら最上位のCore i7-4712MQを選びたい。
前述のように、Core i7-4712MQを選ぶとカメラ機能が「インテル RealSense 3Dカメラ」となり、「Windows Hello」による顔認証が可能となるというメリットもある。なお、Core i7-4712MQを選ぶと、光学式ドライブとしてBDXL対応Blu-ray Discドライブ、本体カラーにはシャイニーブラックにする必要がある。
メモリー容量は4GB、8GB、16GBから選択可能だ。メールやネット、動画視聴など比較的ライトな利用なら4GBでも十分だろう。しかしPCとしてストレスなく使うなら、8GB以上の容量は確保しておきたい。高性能なCPUで高度な写真加工や動画編集を行なうつもりなら、16GBがオススメだ。
ストレージとしては1TB、2TB、3TBのHDDが用意されている。最近はスマホのカメラ機能やデジカメの性能が向上していることもあって、写真や動画のファイルサイズが大きくなりがちだ。大量のファイルを編集したり管理するなら、2TB以上のHDDを利用したほうがいいだろう。
容量別保存できるデータ量について(富士通公式サイトから引用) | |||
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種別 | 写真※1 | 音楽(ハイレゾ対応形式)※2 | フルHD動画※3 |
約1TB | 約16万7千枚 | 約4千5百曲 | 約81時間 |
約2TB | 約33万7千枚 | 約9千曲 | 約167時間 |
約3TB | 約51万枚 | 約1万4千曲 | 約254時間 |
※11670万画素のコンパクトデジカメで撮影した写真(4992×3328ドットのJPEG形式 約5.5MBとして換算)
※2ハイレゾ対応形式(ステレオ2ch/96kHz/24bit/wav形式 1曲5分 約200MBとして換算)
※324Mbpsで記録されたフルHD動画(1時間あたり約10.8GBとして換算)
光学式ドライブの選択肢は、DVDスーパーマルチドライブとBDXL対応Blu-ray Discドライブのふたつだ。大量のファイルをバックアップしたり、BDコンテンツを楽しむならBDXL対応Blu-ray Discドライブがオススメ。少しでもリーズナブルにしたいなら、DVDスーパーマルチドライブを選択するという手もある。
オフィスソフトとしては、Excel/Word/Outlook入りのOffice Personal Premiumと、Excel/Word/PowerPoint/Outlookの4本を利用できるOffice Home and Business Premiumが用意されている。9月23日からすでにOffice 2016がリリースされており、最新版を利用することが可能だ。
以上のように「ESPRIMO WW1/W」は予算や用途に応じた柔軟なパーツカスタマイズが可能だ。スペックが固定の店頭モデルでは性能的に物足りない、あるいは逆にそれほど高い性能は必要ないと感じた人にオススメしたい。