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さらに通信が高速になったiPhone 6sを山手線主要駅で速度テスト!

2015年09月26日 21時30分更新

文● アスキー編集部

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 ドコモ版では下り最大262.5Mbpsのネットワークに対応するなど、さらに通信が高速化されたiPhone 6s/6s Plusだが、今年も3キャリアの端末を用意して実測テストを行なった。

 テストしたのは9月26日(土)の11~16時。平日とは人の流れが異なる部分もあるのでそれは前提として見てほしい。選んだのは山手線から、JR東日本による乗降客数ベスト10の駅である。詳しい測定条件は下の囲みのとおり。

発売されたばかりのiPhoneを手に山手線にゴー

今回のテスト条件

1. テスト端末はiPhone 6s
2. アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を5回実行して、最高/最低の2数値を除く、3回の平均値
3. 各測定場所は主要改札口を出て、空が見える最初の屋外

【東京駅 丸の内北口】

11:18計測 下り 上り
ドコモ 10.23Mbps 6.11Mbps
au 21.15Mbps 5.03Mbps
ソフトバンク 25.22Mbps 18.34Mbps

 1位のauと2位のSBが大きな落ち込みも見せず安定したスコアをマーク。一方、ドコモは利用者数が多いためかややふるわなかった。

【秋葉原駅 電気街口】

12:06計測 下り 上り
ドコモ 42.09Mbps 24.93Mbps
au 20.06Mbps 9.87Mbps
ソフトバンク 23.47Mbps 18.66Mbps

 各キャリアともエリア対策を重点的に実施していると思われる、秋葉原駅 電気街口ではドコモが40Mbps台を安定してスコア。他キャリアも平均20Mbps超えと快適な通信環境だ。

【上野駅 公園改札】

12:24計測 下り 上り
ドコモ 24.34Mbps 3.24Mbps
au 9.00Mbps 3.65Mbps
ソフトバンク 9.25Mbps 16.23Mbps

 ドコモが安定して20Mbps以上。auとソフトバンクはともにバンド1での接続で、あまり数値が伸びなかった。

【池袋駅 東口】

13:02計測 下り 上り
ドコモ 7.65Mbps 1.70Mbps
au 25.80Mbps 10.79Mbps
ソフトバンク 17.53Mbps 12.85Mbps

 さすがに休日の池袋。ユーザーが多いのか、通信速度がやや不安定だったが、auが唯一安定して高速だったのが印象的。

【高田馬場駅 早稲田口】

13:26計測 下り 上り
ドコモ 50.97Mbps 19.66Mbps
au 16.48Mbps 7.45Mbps
ソフトバンク 16.58Mbps 16.81Mbps

 早い時期からドコモの高速基地局が導入されていたのが高田馬場。今回も平均して50Mbps前後。

【新宿駅 南口】

13:48計測 下り 上り
ドコモ 4.56Mbps 0.52Mbps
au 13.70Mbps 3.97Mbps
ソフトバンク 32.35Mbps 21.05Mbps

 常にユーザー数が多いエリアで、ソフトバンクが優勢。auは安定性という面では健闘するものの通信速度が頭打ちで、ドコモは5Mbpsを切る苦しい数値で速度にもバラツキが。

【渋谷駅 ハチ公口】

14:57計測 下り 上り
ドコモ 91.60Mbps 21.63Mbps
au 23.12Mbps 2.14Mbps
ソフトバンク 39.95Mbps 23.47Mbps

 通信速度の計測場所としては定番だろう。ユーザーも多いが、同時に電波対策の最前線なのか、各キャリアともなかなかの数値。その中でドコモは90Mbps前後を叩き出して、今回の全データで最速。

【品川駅 高輪口】

15:26計測 下り 上り
ドコモ 27.37Mbps 15.05Mbps
au 17.86Mbps 10.18Mbps
ソフトバンク 21.82Mbps 10.49Mbps

 以前は各キャリアとも苦戦しているイメージだった品川駅だが、今回の結果は安定。速度の頭打ち感もあるが、いずれのキャリアも20Mbps前後出ていた。

【新橋駅 日比谷口】

15:50計測 下り 上り
ドコモ 35.04Mbps 7.59Mbps
au 15.49Mbps 4.34Mbps
ソフトバンク 28.93Mbps 25.72Mbps

 ドコモとソフトバンクが接戦を演じたエリアだがドコモが勝利。auは速度の頭打ちが目立った。

【有楽町駅 日比谷口】

16:11計測 下り 上り
ドコモ 48.11Mbps 4.44Mbps
au 17.52Mbps 3.56Mbps
ソフトバンク 14.70Mbps 12.31Mbps

 3キャリアとも比較的安定して安定通信が可能だったが、ドコモが2倍前後となる50Mbps弱の快速を発揮。

勝利数ではドコモが10駅中7駅で最速
ソフトバンクも速度は出た auは安定傾向

 今回は測定場所に着いてから機内モードに切り替え、30秒ほど放置してから速度測定を開始している。電話アプリで「*3001#12345#*」で見られる周波数を確認したが、ドコモはバンド3と表示された場合は、フルLTEの高速基地局、かつキャリアアグリゲーションが利いているのか、高速になる場面が多かった。

 ただし、メインであるバンド1ではユーザー数が多いこともあってか、他キャリアの後塵を拝する場面も見られた。特にビジネスユーザーが多い平日早朝や夜半の都心部では苦戦する可能性もある。ただ、今回測定した下り通信速度の平均ではドコモがリードした(ドコモ:34.19Mbps、au:18.02Mbps、SB:23.69Mbps)。いずれにしてもドコモは高速なスモールセルの増設がキーとなりそうだ。

 一方、auは通信速度自体は安定しているが、20Mbpsあたりで速度の頭打ち感が目立つ結果に。WiMAX 2+のCAが利いているのか非常に高速になる場所もあったが、今回テストした場所ではその例は多くなかったのかもしれない。

 ソフトバンクは今回のテストを見る限り、コンスタントに速度が出る場面が多かった。また上りでも平均して、他キャリアを上回っていた。ただし1回1回のテストごとに速度差が大きい部分も感じられた。


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