さらに詳しく設定関連をチェック
もう少し、設定周りを見ていこう。iOS 9では、設定項目に「バッテリー」が追加され、「低電力モード」が用意された点が大きい。バッテリーが20%以下になった場合(タイミングはイマイチ不明)に、ポップアップ表示を経由して変更できるものの、それとは別途覚えておきたい設定のひとつといえるだろう。「低電力モード」を有効にすると、バックグラウンド更新やメール取得、ビジュアルエフェクトのオフ、CPUのクロックダウンなどが実施されるようになる。Androidが先行している部分にようやく少し追い付いたといったところだ。
簡易的ながら、低電力モードをテストしてみた結果も掲載しておこう。低電力モードで輝度最小にし、1分ごとにTwitter純正アプリのタイムラインのリロードを八王子-新宿間(中央特快、約38分間)で実行。結果は、バッテリー残量が100%から90%となった。
数日前にiOS 8で同一条件でテストした場合(電波強度状態は同一ではない)は、100%から88%だった。新規追加された低電力モードは、放置している場合のバッテリー持ちが良くなる仕組みとみていいだろうか。
ただ、ソフトウェアキーボードやアプリの挙動を見るに、露骨にもっさりするほどCPUクロックを落としているように思える。そのため、バッテリー駆動時間がもう少し伸びてもいい気がするが、バッテリーのへたり具合なども関係してくるはずなので、移動中などに操作しながら様子をみてみるといいだろう。もっさりはするが、我慢できる遅さになるだけだ。