前回のMac Tips連載では、Apple Musicに対応したiTunes 12.2で音楽を「ラブ」と「レート(星)」を使って評価できることを紹介した(関連記事)。レートは曲を5段階評価できる従来からの機能、ラブは好みの曲につけることで、Apple Musicのレコメンド機能「For You」を自分好みにブラッシュアップできるというものだ。
レート評価はともかく、ラブ機能は気に入った曲をApple Musicに知らせるだけなのがいささか物足りない。……と思っていたが、iTunes 12.2のスマートプレイリストに「ラブ済み」のルールが新たに追加されており、ラブした曲でプレイリストを作ることができるようになっている。Mac版iTunesでさっそく試してみよう。
まずiTunesの「プレイリスト」タブを開き、画面左下の「+」ボタンをクリックして「新規スマートプレイリスト」を選択する。
「次のルールに一致」の項目で「ラブ済み」「である」と設定し、「OK」をクリック。ラブ済みの曲で構成されたプレイリストが自動で作られるので、あとはプレイリスト名を変更すれば完成だ。
しかし実際にラブした回数に比べ、追加される曲数が少ないことがある。いくつかのパターンを試してみると、どうやらマイミュージックにあるラブ済みの曲のみがスマートプレイリストにリストアップされるようだ。つまりラジオやFor Youなどでラブしただけの曲は追加されない。
このあたりの仕様がもっとわかりやすくなれば、ラブ機能をよりスマートに活用できそうだ。ほかにもラブしただけでプレイリストに自動追加されたり、ラブした音楽の履歴を「For You」からすぐに見られたりできる機能も欲しいところ。今後のアップデートを待ちながら、まずはスマートプレイリストでラブ機能を楽しみたい。