スマホやタブレットから紙に出力、そんなニーズ意外とあるでしょ?
スナップ撮影や調べものにも便利なスマホやタブレット。しかしいざ印刷しようと思うと、意外に面倒だと思ったことはないだろうか? たとえば内蔵のカメラで撮影した画像を写真として友人や親戚に渡したり、あるいは家でくつろぎながら調べた内容を紙に出力してメモ代わりに持ち歩けたら……、などなど。
実は最新のプリンターを使えば、これがいとも簡単にできるのである。
ここで紹介する、日本ヒューレット・パッカードの「HP Officejet 5740」は、スマートフォンやタブレットからのダイレクト印刷機能を強化したインクジェット複合機だ。本製品をを使った快適なスマホプリント術を紹介しよう。
NFC対応に加え、Android 4.4からの直接出力に対応
まず製品としてのウリ(新機能)はNFC機能を搭載し、対応機器とのペアリング操作が簡単にできること。ただし現状ではPCのみの対応で、NFCでスマートフォンやタブレットと連携する機能がサポートされるのは未定(年内をメド)。PCに関しても同社が販売している「ElitePad 900」などごく一部のみのサポートなので、現状ではあまり活躍の機会がないかもしれない。
もうひとつはAndroid 4.4以降の端末であればOS標準でドライバーが用意されている点。最新版のNexus 7などでは、Chromeブラウザーのメニューなどに「印刷」が追加されており、ここに本製品の型番などが並んでいる。OS標準の設定で出力するプリンターを選び、ブラウザーの印刷メニューから設定することでそのまま印刷できるわけだ。
これ以外にも、iOS/Android用に提供されているアプリ「HP All-in-One Printer Remote」がある。Wi-Fiを利用してモバイルデバイスやクラウド上にスキャンデータを保存したり、電子メールに添付することができるアプリだ。
日本HPは、これまでもクラウドを利用した印刷機能「HP ePrint」(メールを活用してモバイル機器から印刷できる機能)や、iOS向けの「AirPrint」といった機能を積極的に取り入れてきたが、より応用範囲が広がったと言えそうだ。