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Macで「プレビュー」を使わずに画像の中身を見るテク

2014年06月23日 19時00分更新

文● らいら(@lyrahm

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 Macの画像ビューワーといえば、「プレビュー」が代表的だろう。しかし、「ちょっと中身を確認したい」というだけなのに、アプリを起動しなければならないのは少々わずらわしい。

 実は10.5「Leopard」以降のOS Xは「クイックルック」(Quick Look)という機能を備えており、ファイルを選択してスペースバーを押すだけで、文字通り素早くファイルの中身を簡単に確認できる。

 また、以前にウェブブラウザで3本指タップをすると辞書が引けるテクを以前紹介したが、OS X 10.8「Mountain Lion」以降の環境においてFinderで同じ操作を実行すると、クイックルックが起動する。

クイックルックで画像やhtmファイルを開いた画面。OS X 「Lion」以降であれば、多くのファイル形式に対応している

 しかも画像やPDFファイルだけでなく、テキストファイルや動画、MP3などの音楽ファイル、MS Officeの書類なども、クイックルックであればわざわざアプリケーションを起動させずに済む。ウィンドウを閉じるときも、スペースバーを押すか3本指タップで済むので効率的だ。

クイックルックであれば、矢印キーで次の項目に移動できる。「Option」+「スペース」キーでは全画面表示が可能。動画ファイルをサクッと見たいときに重宝する

 複数項目を選択すれば、スライドショー式にファイルを閲覧できるのも便利だ。左右の矢印キーを押すか、ウインドウ上部のファイル名あたりを左右にスワイプすれば、次の項目に移動が可能だ。

タイル状のボタンを押すと、サムネイルでの一覧表示もできる。大量の画像ファイルをまとめて確認したいときに便利だ

 ではクイックルック中にプレビューアプリを開きたい場合は? ツールバーにはご丁寧に「“プレビュー”で開く」ボタンがあるが、ファイルをダブルクリックしてもプレビューが起動するようになっている。このスムーズな操作感がありがたい……!

 クイックルックの恩恵を最も受けるのは、ゴミ箱内のファイルかもしれない。通常、プレビューなどではゴミ箱からいったん取り出さなければ中身が見られないが、クイックルックなら入れたままでもOK。「間違って捨てちゃったファイルどれだっけ?」なんてときに、活躍すること間違いなしだ。

 意外と多機能なクイックルック。使いこなせばFinderでの作業効率がグンと上がるであろう便利な小技だ。


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