頓智ドット株式会社は、都内4ヵ所のコースを走ると「セカイカメラ」上でエアタグを入手できるサービス「TOKYO RUN」の期間限定での提供を、3月22日に開始した。
iPhone用のAR(拡張現実)アプリ「セカイカメラ」で、「Appsメニュー」から「TOKYO RUN」を起動し、渋谷、新宿、秋葉原、丸の内の4つコースのうちの1つを選ぶと、画面上の地図に「エアタグ」(セカイカメラ内で閲覧可能な情報で、特定の場所に付加できる)の位置が表示される。
そして、選んだコースを実際に走って地図上にエアタグが表示されている場所まで行けば、その場所のエアタグを確認・保存できる。そうやって各コースのエアタグを集めていく、いわばバーチャルなスタンプラリーのようなものだ。
渋谷コースは、渋谷駅東口から青山通りを上り、骨董通りを経て南青山六丁目から渋谷橋交差点まで下って、再び渋谷駅方向に戻る。秋葉原コースは、秋葉原駅南側から中央通りを末広町まで走り、そこから右に折れて大きく神田和泉町を回って戻ってくるルートだ。それぞれのコースに5ヵ所ずつ、全部で20ヵ所のエアタグが設置されている。
なお、各コースのエアタグをすべて集めると、ミネラルウォーターブランド「Vittel」(ヴィッテル:販売はサントリーフーズ株式会社)とスポーツシューズ「New Balance」(株式会社ニューバランス ジャパン)とのタイアップにより、抽選でスニーカーなどのプレゼントが当たる。各コースそれぞれ、「ニューバランス オリジナル993スニーカー」が5名に、また「特製クリアシューズフィギュア」が50名に贈られる。
「TOKYO RUN」の提供期間は、3月22日午前9時から5月22日17時30分まで。参加者が使う電気は、iPhoneのバッテリーだけだ。
頓智ドットは、東北地方太平洋沖地震によって東日本全域が大きな被害に遭った現状を鑑みて、この「TOYKO RUN」の提供を自粛または順延すべきという声もあったとする。しかし、「少しずつでも、落ち着いた毎日を取り戻す、ほんの僅かな力になれたら」「天気のいい日に、外に出て、都内の街を走り、汗を流す事で健康的な毎日が訪れれば」(同社プレスリリースより)という思いから、提供を決めたという。