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独特の「アート」な仕上がりを楽しもう xiao TIP-521

2009年01月21日 16時00分更新

文● 荻窪圭

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xiao 【SPEC】
開発/販売元●タカラトミー 価格●3万4800円
http://www.takaratomy.co.jp/

CMOS●2.5分の1インチ/有効画素500万画素 レンズ●単焦点レンズ(焦点距離39mm相当/F3) 記録メディア●SD/SDHCメモリーカード(内蔵16MB) サイズ●幅74.5×奥行き25×高さ149.5mm 重量●約294g

【COMMENT】 独特な仕上がりのプリントを楽しむ「アート系トイカメラ」として使いたい。ハードカバー本のようなデザインも面白くていい。

写真の撮影からプリントまでフルサポート!!

 インスタントカメラとトイデジカメが合体した「デジタルインスタントカメラ」がタカラトミーの「xiao TIP-521」だ(関連記事)。縦長ボディーの上部、約3分の1がデジカメ、残りの約3分の2がプリンターになっており、撮った写真をその場で印刷できる。

xiao

xiaoは縦位置での撮影が基本

左側面

本体の左側面には、バストアップのポートレート/遠景を切り替えるボタンや赤外線ポートを用意

右側面

右側面には、SDカードスロットなどを備える

 カメラは、500万画素のトイデジカメ、あるいはAF非搭載の高性能な携帯電話のカメラ機能と同等のクオリティーだ。また、プリンターには米ジンクイメージング社「ゼロインクシステム」を採用。印刷に使う専用紙にインクが染み込ませてあるので、インクが不要という優れものだ。

用紙をセット

本体の前面を開き、専用紙をセットすればプリントの準備は完了。専用紙は光に当ててもOKだ。また、裏面はシール加工されているので、ペタペタ張って楽しめる

 使い方は簡単。カメラで撮影/保存した写真のプレビュー中に印刷ボタンを押せば、プリントできる。データはSDカードに保存されるので同じ写真を何枚でもプリント可能だし、もちろんMacに保存も可能。SDカードに保存した写真(最大500万画素サイズ程度)のプリントや、携帯電話で撮った写真を赤外線受信してプリントすることもできる。

プリント例

プリント式なので、ポラロイドフィルムのように絵が出てくるのを待たなくてもいい。用紙はカードよりひと回り小さいサイズだ

 出かけるときなどに持っていき、撮った写真をその場でプリントするといったコミュニケーションを楽しめるのがポイント。所有欲をそそるデザインと、独自のコンセプトを楽しめる人や、ちょっと変わった2台目のカメラが欲しい人にお勧めの製品だ。

 ただし、同等クラスのカメラだと高くても1万円以下で、日本ポラロイドのゼロインクモバイルプリンター「PoGo」の実売価格も2万円以下なので、別々に購入したほうが割安なのは残念だ(関連記事)。

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