遠藤CCOがコラボモデルを語る
500g×2個は、1kg×1個より軽い
モバイルには「500gのマジック」なるモノがあるのをご存じだろうか? 重量1kgのマシンは意識して持ち運ぶが、500gになると持っているのを忘れたりする。『空想科学読本』的に解説すると、500gのマシンは一般に小さく、必然的に取り回したときの重心の運動半径が小さくなるからだ。人間は、手のひらの範囲のものは、すべて軽く感じる傾向がある。
『LOOX U』の重量は580g*で、「500gのマジック」の範囲にあるようだ。ドコモの『シグマリオンⅢ』が480gだったから、一世代前のPDAの重さに近い。その分、画面サイズやキーボード、バッテリー駆動時間がトレードオフになっているのは紛れもない事実だ。しかし、PCが小さいことのメリットは使ってみないと分からないことが多い。
たとえば、会議中に机の上で書類を広げても、その横に開いたまま置ける。駅のホームで、普通のノートPCを開くのは至難のワザだが、これなら親指2本打ちできるし、片手で持って携帯も使える。
今回のモデルでは“ブルートゥース”を搭載して、モバイルならではの機動力をアップしている。GPSモジュールなど、いろいろと楽しいことができそう。もっとも、いまのところ、“ダイヤルアップ”“携帯で撮影した写真の取り込み”“外付けキーボード”で使用している。富士通さんに「ブルートゥースだけは必須でしょう!」と子供のようにせがんだ割には、意外に地道な活用?
*最小スペック時の重量。アスキーコラボモデルは605g。
遠藤が考えたLOOX Uへの今後の要望
- ウルトラモバイルの機動力で動画コンテンツをすぐに作れるウェブカム&マイクの搭載
- フラットな大容量バッテリを底面に追加して、デイタイム(一般的な1日)の使用を可能に
- 防塵・防滴・耐衝撃性をフィーチャーして旅行やスポーツなど未知の利用シーンを切り開く
アスキーコラボモデルLOOX Uとは?
2007年夏、「FMV-BIBLO LOOX Uを元に理想のウルトラモバイルパソコンを創りたい!」そんな思いを胸に、小さいコンピューター大好きなアスキーの遠藤CCOと週刊アスキー編集部の矢崎が富士通開発チームに直談判! なんと本当に実現してしまったのが「コラボモデル」なのだ。
追加生産決定!
2007年9月の出荷以来、初期ロット、第二ロットを、またたく間に完売。その後も入手希望の声が数多く寄せられていた。そんな熱い要望に応えて11月26日より最後の限定100台受注開始! ああ、合い言葉は「ラズベリー&ブルートゥース」!
ASCII.jp内でLOOX Uが当たるアンケートを
実施中!
次期アスキーコラボモデルの要望も募集中。
(提供:富士通)