米アップル社は30日、コンテンツ管理ソフト『iTunes』の最新版となるバージョン7.2を公開した。Mac版、Windows版ともにアップデーターが用意されており、Macでは『ソフトウェア・アップデート』、Windowsでは『Apple Software Update』を実行することで自動的にインストールできる。
主な新機能は、デジタル著作権管理なし(DRMフリー)で提供される音楽ファイルのサポート。また、Windows版は今回のアップデートで初めてWindows Vistaに対応した。
DRMフリーの楽曲は“iTunes Plus”と呼ばれ、より高音質の音楽ファイルで提供されるのこと。
iTunes 7.2のヘルプによれば、iTunes Plus の曲をはじめて購入する際は、今後購入するすべての音楽をiTunes Plusバージョンで入手するように指定することも可能。iTunesのヘルプには、この設定はiTunes Storeのアカウント情報から変更できると説明されている。
すでにiTunes Storeから購入した音楽のiTunes Plusバージョンが追加された際には、ダウンロードしたファイルのアップグレードが可能。その場合は、iTunes Storeにアクセスし、画面に表示される指示に従って操作すればいいようだ。
なお、原稿執筆時点では、iTunes StoreにおけるiTunes Plusミュージック、アカウント設定内にあるiTunes Plusの購入設定項目などは見つけられなかった。
対応OSは、Windows版がWindows Vista/XP/2000、Mac版がMac OS X 10.3.9以上。対応機種は、Windows版がPentium-500MHz以上のCPUと256MB以上のメモリーを備えたPC/AT互換機、Mac版がPowerPC G3-500MHz以上のCPUと256MB以上のメモリーを備えたMacintosh。