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コンボドライブ内蔵の超薄軽量B5ノート

Let's note LIGHT CF-W2

2004年02月12日 00時00分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・伊藤 有

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『GOOD』

  • コンボドライブ内蔵マシンとしては特筆すべき軽さ。
  • 必要十分なキーピッチ、画面サイズなど、ビジネスにも大活躍しそう。
『BAD』
  • 気になるのは塗装の質感がややプラスチッキーで、パームレストのカドが気になる程度。
  • 価格も割安で、太鼓判を押せる。

Let's note LIGHT CF-W2

●【円型のタッチパッド】 専用ユーティリティにより、周囲をくるくるとなぞることでホイール機能を果たす。/●【剛性感ある筐体】 マグネシウム合金製の筐体底面部。端だけ持って無理な力をかけても、“しなり”などは起きない。

Let'snote LIGHT W2

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Let's note LIGHT CF-W2AW1AXR/バイオノートTR PCG-TR1/B

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 ここ数年のLet'snoteシリーズといえば、凹凸で鉄板に強度を持たせる車のボンネットにヒントを得た薄型・軽量ボディと、徹底した省電力化による長時間駆動が特徴。その最新モデルであるCF-W2は、1.29kgという単体のB5ノートとしても軽量な筐体に、なんと独自設計の超薄型コンボドライブを搭載。また、インテルの最新モバイルプラットホーム「Centrino」を採用し、従来以上のパワフルさも手に入れた。

コンボドライブは左パームレストに

●【コンボドライブは左パームレストに】 左パームレストを開くとコンボドライブが出現。メディアは、少し奥側に滑り込ませるようにして装着する。

 上写真のとおり、コンボドライブは左パームレスト下という珍しい位置にマウントされる。いかにも動作時に振動が気になりそうだが、実はこれがほぼ無振動。通常の1スピンドル機と比較しても遜色ない操作感となっている。また、本機は驚くほどバッテリが持つのも特徴だ。輝度を半分まで落とし、映画のDVDをエンドレス再生させたところ、なんと映画「タイタニック」1本分以上の3時間44分も(!)再生できた(試作機で検証)。通常の使い方なら、屋外で5時間は余裕で使えそうだ。

キーピッチは19mmを確保

●【キーピッチは19mmを確保】 主要なキーのキーピッチは必要十分な19mmを確保。ストロークは少なめの2mmだが、プチプチ系のクリック感があり、慣れれば結構快適に入力できる。配列も比較的素直だ。

 実は後からファンレス設計ということを知ったのだが、それほど本体は低発熱だった。円形のタッチパッドは好みが分かれそうだが、個人的には“くるくる”動作で画面スクロールできるのが便利に感じた。

 本機は、薄型軽量化の冒険をしつつ、しかしパッケージングは手堅いという、松下の「本気」を感じるマシンである。トータルの完成度において、2003年を代表する名機の1つになるだろう。

PCカード類は右側面に

●【PCカード類は右側面に】 左上から、PCカードスロット(TypeII)×1、SDカードスロット×1、Ethernet、モデム。左側面にはVGA出力(D-sub15)、USB 2.0×2、ヘッドホン端子などがある。

Let'snote LIGHT CF-W2の主なスペック
製品名 Let'snote LIGHT CF-W2
CPU 超低電圧版Pentium M-900MHz
チップセット Intel 855GM
メモリ(最大) 256MB DDR SDRAM(最大512MB)
ビデオチップ チップセット内蔵
HDD 40GB
光メディアドライブ コンボドライブ(CD-R:16倍速/CD-RW:10倍速、DVD-RAM:2倍速/DVD-R:4倍速/DVD-ROM:8倍速/CD-ROM24倍速)
液晶 12.1インチTFT、1024×768ドット
スロット PCカードスロット(TypeII)×1、SDカードスロット×1
通信 10BASE-T/100BASE-TX、IEEE802.11b、モデム
インターフェイス USB 2.0×2、D-sub15×1、マイク、ヘッドフォン
サイズ 268(W)×209.2(D)×27.5/41.5(H)mm
重量 1.29kg

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