起動時間では約2.5倍の差を付けた!
SSDモデルで気になるのは、HDDとの速度差だろう。今回は2011年夏モデル(CPU:Core i5-2520M 2.50GHz、メモリー:4GB、HDD:640GB)を用意して比較してみた。結論から言えば、SSDを搭載したことで、体感速度レベルでまるっきり変わった印象だ。
例えば、OSの起動では、SSDの秋冬モデルが約12秒、HDDの夏モデルが約30秒と2.5倍ほどの速度差が付いた(ともにクイックブート設定時)。仕事がものすごく詰まっているとき、突然OSのセキュリティーアップデートがかかって再起動が必要になった……というシチュエーションでもすぐに再起動してくれるのでイライラも少しは軽減されるはず。
ストレージの性能を測るベンチマークツールの「CrystalDiskMark 3.0.1」でテストした場合でも、特に読み出し(Read)にて大差を付けていた。実際、約1GB分/388個のJPEGファイルを内蔵ストレージに置いてコピーしたところ、SSDでは約13秒、HDDでは約41秒と3倍ほどの差がついた。
パソコンは使用時、内蔵ストレージに頻繁にアクセスしているため、ディスクの読み書きがHDDに比べて速いSSDモデルに乗り換えるだけで、OSやアプリの起動、ファイルのコピーといったさまざまな操作が快適になる。
さらにバッテリー駆動時間もSSD機に軍配が上がる。同じ秋冬モデルで比較しても、HDD機が16.5時間のところ、SSD機は18時間とさらに長い。1日で6時間睡眠を取ると考えても、18時間動けば、起きてる間中、Let'snoteを起動していてもほとんど使えるというわけだ。