技12――印刷の早技
総ページ数をパッと知る
シートを印刷したときの総ページ数は、通常プレビュー画面に切り替えないと確認できません。
しかし、簡単なマクロを設定すれば、印刷総ページ数をシート上に表示できます。これは「Excel 4.0」マクロと呼ばれるもので、「名前」に定義して使います。
なお、この機能はExcelのセキュリティ設定が「中」になっていないと使えません。
技13――選択の早技
非表示の列を除いて表をコピーする
表の中で見せたくない行や列を非表示にしていても、コピー、貼り付けをするとその列や行も一緒に貼り付けられ、表示されてしまいます。
非表示の列や行を除いて表を貼り付けたいときは、コピーするときの表の選択に技が必要です。
「選択オプション」の機能で、見えているセルだけを選択します。
技14――選択の早技
式は残して数字だけ削除
数式が設定されている表の、文字や数式は残したまま、入力した数値データだけを消したいときがあります。
そのときは、あらかじめ数値の入ったセルだけを自動選択すれば、誤って文字や数式を消すこともなく、数値だけを一気に削除できます。
このようにすれば、同じ表を、数値を書き換えて何度も繰り返し使うことができます。
技15――印刷の早技
エラー表示を空白にして印刷する
0(空白セル)で値を割ると表示される「#DIV/0」エラーなど、数式に間違いはないのに表示されるエラーがある。
これを印刷したくない場合には、メニューから[ファイル]→[ページ設定]を選び、[シート]タブの[セルのエラー]を[<空白>]にすればいい(Excel 2002以降)。
次回は「ファイル&シート操作の早技」を掲載予定です。
本記事は「アスキードットPC 2006年3月号」の特集記事を元に、編集・再構成したものです。
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