マイクロソフトはPDC2008で、ウェブアプリケーション化した次世代Officeスイート「Office 14」を公開した。
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| ウェブアプリケーション化されたWordの画面。上部にIEのアドレスバーなどがないと、クライアント版と区別が付かない |
デモを行なったOffice Product Management Group ジェネラルマネージャーの沼本 健氏はこう述べる。「Officeを社内、社外のインフォメーションワーカーたちが使いやすいコラボレーションツールにするには、ウェブアプリケーション化が最も有効だと分かり、今回のOffice 14から、ウェブアプリケーションをリリースすることに決めた」。
ウェブ版Office 14はIE以外でも動く
![]() | Word文書をウェブ版Word上で編集。メニューやリボンUIなどは、既存のOffice 2007と比べても変わっていない |
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ウェブ版のOffice 14では、「Office Web Application for Microsoft Office Word」(以下ウェブ版Word)を初めとして、同Excel、PowerPoint、OneNoteなど、4種類のOfficeアプリケーションが提供される。基本機能はクライアント版(パソコンにインストールする既存版)とウェブ版で違いはないが、ウェブ版の方は若干機能が省かれて、軽量化されているようだ。文書の作成や編集といった基本に差はないならば、一般的なユーザーにとっては、ウェブ版でも問題ないと思われる。
ウェブ版OfficeはInternet Explorerだけでなく、FirefoxやSafariなど、ほかのウェブブラウザー上でも動作する。どうやらActiveXではなく、一般的なAjaxで構築されているようだ。
ユーザーインタフェースはクライアント版のOfficeとほとんどかわらない。特徴的なリボンUIを継承し、メニューを切り替えればAjaxでインタラクティブにメニューが切り替わる。デモを見ていても、Officeの上部にブラウザーのメニューがなければ、パッケージ版と勘違いしてしまうほど、同じようなUIになっている。
コラボレーション機能は標準に
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| 2台のパソコンでOffice 14版OneNoteを動かし、文書をリアルタイム共有するデモ。一方で編集すれば、他方のOneNoteも自動的に更新される。左がクライアント版Office 14のOneNoteで、右はウェブ版OneNote |
Office 14ならではの機能も追加されている。Office 14もマイクロソフトが推し進めている「Software+Services」戦略の一端を担っている。Office 14では文書をクライアント版Office同士だけでなく、ウェブ版Officeや携帯電話と共有する機能を持っている。これには、マイクロソフトが開発した「LiveMesh」というクラウドサービスが利用される。
Office 14の中核深くにLiveMeshサービスが統合されているので、ユーザーは単にファイルとして文書を共有するだけでなく、Officeアプリケーション上で同じ文書を見る、変更するといったコラボレーション作業を、リアルタイムに行なえる。
![]() | Wordのデモでは、誰が編集して、コメントを追加したかなどが、付箋で表示されている。複数のユーザーが同時に文書を編集する時には必須の機能だ |
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ウェブ版Office 14にも同じ機能が搭載されており、クライアント版のOffice 14を持っていなくても、ウェブ版を使って文書の共有や編集、回覧が行なえる。さらに、マイクロソフトが運用している「Office Live Workspace」というサービスとも連携。ウェブ版Officeで作成した文書を、オンラインサービス側に保存できる。
![]() | 編集した文書は、簡単な操作でOffice Live Workspaceにアップロードできる |
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Office 14は広告モデルで無料化か
個人ユーザー向けのウェブ版Office 14は、広告モデルを採用して無料で提供することを計画しているようだ。企業ユーザーには既存のOffice Liveの枠組みか、企業アプリケーションのSaaSモデルとなるMicrosoft Onlineなどで有償提供されるようだ。価格に関しては、現時点ではまったく不明だ。
Office 14は年内に、限定ユーザーに対するベータテストが始まる。リリース時期は未定だが、2009年後半ではないかと予測されている。
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