完成図 横並びの2つの表を1つの表から作成する
ワードでは横方向に表を並べるのは以外に手間がかかり、位置合わせも大変。そこで発想を転換。最初から1つの表で作ってしまおう。ここでも透明罫線を使うのがポイントだ。
ワードで2つの表を並べた文書を作るには、ちょっとしたコツがいる。普通は2つの表を縦に並べて作成した後、移動して横並びに配置しなおす。ただしこの方法は位置の微調整が難しい。また、表の横に文字を入力するには、「表のプロパティ」画面の[表]タブで文字の折り返しを[する]に設定すればよいのだが、これもちょっとしたはずみに表の位置が動いてしまいイライラすることがある。
そんなときは、1つの表を2つの表に見せるのも一案だ。まず1つ目の表を作り形を整える。今回は、横に作りたいのは2列の表なので、間に空列を含めて合計3列を追加する。次に[罫線を引く]ボタンを使って、すでに引かれている罫線の種類を「罫線なし」に変更し透明にする。この操作は罫線を透明にしているだけで、罫線を“削除”しているわけではない。だからグリッド線(目安用の灰色の線)は残っている。
セルを結合するには[罫線の削除]ボタンを使う。線を引くようにドラッグすれば罫線を削除できる。消しゴムで罫線を消し去る感覚だ。この方法だと罫線は“削除”される。
なお、レイアウトのラクさを考えるなら、ワードにこだわらずエクセルの表を使うのも手だ。エクセルの表なら図と同じ感覚で配置ができる。ポイントは形式を選択して貼り付けることと、配置を[行内]以外に設定することだ。表の横に文章を入れたいときは、とくにこの方法がおすすめ。ワードの表だと、行間が表と同じになってしまうが、Excelの表なら自由な行間にできる。
横並びの2つの表を1つの表から作成する 作業一覧
(次ページ「1つ目の表を作り列を追加する」に続く)
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