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週刊 PC&周辺機器レビュー 第92回

モバイラー必携! 第2世代のWiMAXルーターを比較

2011年03月04日 14時44分更新

文● 池田圭一

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連続8時間のAterm WM3500R
バッテリー2つで10時間のURoad-9000

 Aterm WM3500Rは、内蔵バッテリー(ユーザーによる交換は不可)で連続8時間の動作をうたう。実際にノートパソコンを使ってフル充電後のAterm WM3500Rに接続し、WiMAX経由でインターネットラジオを聴き続けるテストをしてみた。

 すると、ほぼ8時間が経過した頃にバッテリー残量が10%以下になり、本体のバッテリーインジケータランプが点滅を始めた。ラジオ聴取程度ではそれほど帯域を使わないため、電波出力が抑えられている可能性もあるが、それでも常時接続8時間は心強い。

Aterm WM3500Rの設定画面では、「ECO設定」のところでバッテリー残量を10%刻みで確認できる

バッテリー残量は設定画面で確認できるほか、インジケーターの点滅具合でもわかる。写真撮影時は残り10%を切っていたが、この状態からでも30分程度は動くようだ

充電スタンドとして利用できる専用のクレードル(PA-WM02C)が、オプション品で用意されている。実売価格は3000円前後。なおクレードル背面の有線ポートは、LAN側(機器接続用)となる

 片や、URoad-9000の電源構成は少し変わっている。スリムな標準電池パックと、大容量電池パックの2つが付属するのだ。また、電池パック単体で充電できる充電用クレードルも付属する。

 カタログスペックでは、標準・大容量電池パックを合わせて10時間超の連続使用をうたう。それぞれの電池パックの容量は標準タイプが3.7Vで1350mAh、大容量タイプが同2700mAh。標準タイプで約3時間30分、大容量タイプで約7時間動作するという。2つの電池パックを同梱することで、使用状況に応じた使い分けもできるし、片方を利用中にもう片方を充電することもできる。ユニークな構成だ。

底面カバーを開けると標準電池パックが見える。楽に取り外せるので交換の手間は少ないが、電源オフ→交換→再起動で約1分かかる

大容量電池パックを取り付けた状態と、やや高さのある大容量電池パック用カバー

リチウムイオン充電池の電池パック。大容量電池パックの容量は2700mAhと、Aterm WM3500R内蔵充電池(2500mAh)より大容量だが、使用時間は短めだ

電池パック充電用クレードルが付属。片方の電池パックを常に充電しておける

 Aterm WM3500Rと同様に、URoad-9000でもインターネットラジオの連続聴取を試してみた。バッテリーが切れるまでは、フル充電後の標準電池パックで3時間5分、大容量電池パックで6時間20分であった。合計で9時間25分はカタログ値よりもやや少ないが、充電状況や無線LANの接続モードの違いによる誤差の範囲と考えていいだろう。

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