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西田 宗千佳のBeyond the Mobile ― 第20回

同じようで大違い? ISPのWiMAXサービス

2009年03月20日 14時00分更新

文● 西田 宗千佳

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テストに使ったLOOX U/30と、USBドングルタイプのWiMAX通信アダプター テストに使ったLOOX U/30と、USBドングルタイプのWiMAX通信アダプター。このようなミニノートを使ってモバイルで利用するのが、現在のWiMAXの一般的な使用シーン

 2月26日、UQコミュニケーションズ(UQ)が、日本初のモバイルWiMAX事業者としてサービスを開始して以降、いくつかのISPが、UQよりMVNO(仮想移動体通信事業者)の形で回線を借り受け、サービスを提供することを表明している。ニフティも、そんなISPのひとつだ。

 「MVNOは回線を借りてるだけなんだから、結局UQと同じなんでしょう?」と、思う人が多いのではないだろうか。現時点でのサービスは、確かにUQのものとほぼ同じである。だが、それがWiMAXのすべて、と考えるのはまだ早い。ISPにとってのWiMAXとはなにかについて、ニフティISP事業本部 ISP企画部 部長の黒政敦史氏に聞いた。

ISP事業本部 ISP企画部 部長の黒政敦史氏 ニフティ ISP事業本部 ISP企画部 部長の黒政敦史氏

現時点では「UQと同じ」だが、それが本質ではない

 ニフティは現在、UQよりMVNOの形で回線を借りて、「@nifty WiMAX試験サービス」を準備している最中だ。今回は同社より、試験サービスに利用される端末と回線を借りて、実際に試用してみた。

 とはいえ、その内容はUQのサービスとまったく同じ。貸し出される端末も、UQが現在提供しているパッケージと同じであり、サービス内容もほぼ同等となっている。モバイルパソコンとしては、富士通の「FMV BIBLO LOOX U/C30」を使い、JR五反田駅および有楽町駅近辺で接続をテストした。

 通信速度は表のようになった。UQが提供している「無料お試しサービス」の結果と、おおむね同じようなイメージと考えていい(欄外の関連記事も参照のこと)。ちなみに、自宅マンション内(鉄筋コンクリート、4F部分)や自宅からほど近い洗足池周辺(大田区北千束)では利用できなかった。サービスエリア地図には含まれるのだが、今はまだエリアの穴が多く、屋内浸透度も低いようである。とはいえ、無線通信サービスの可能性を、始まったばかりの試験サービス段階のエリア情報だけで云々するのには意味がない。あくまで「現状ではこんな感じ」というイメージでとらえていただきたい。

スピード計測サイト「Radish Network Speed Testing」を利用し、東京のサーバーに接続した結果。それぞれ5回ずつ計測し、平均値を算出
場所 下り速度 上り速度 アンテナ強度
JR五反田駅周辺 約4.6Mbps 約1Mbps 4本
JR有楽町駅周辺 約3.1Mbps 約800kbps 2本

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