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回線工事なしにブロードバントを即日導入できる

家でもWiMAXが便利、回線工事いらずの「WM3400RN」

2010年08月24日 11時00分更新

文● 遠藤哲、写真●遠藤哲、篠原孝志(パシャ)

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NECアクセステクニカのWiMAXルーターAterm「WM3400RN」「WM3300R」を実際に使って利点や速度など、その実力のほどを調べてみた

Atermシリーズの“WiMAX”ルーター

 唐突だが「モバイルWiMAX」という通信サービスをご存じだろうか。

WM3400RNは、幅64×奥行き35×高さ94mmと小型で、外観はインテリア感覚で部屋のどこにおいても調和するデザインとなっている

 UQコミュニケーションズ株式会社が昨年から提供しているIEEE802.16eという規格の無線通信サービスである。また、BIGLOBEなど、UQの回線を利用しながら、料金やサービス内容に付加価値を付け、自社ブランドの接続サービスとして展開している企業もある。

 これまでモバイル環境のデータ通信は3Gケータイの通信技術をデータ通信用に特化させたものが主流であった。例えば下り最大7.2Mbps、上り最大1.4Mbps(HSUPA)、下り最大21Mbps、上り最大5.8Mbps(HSPA+)などがある。

 一方、モバイルWiMAXは、無線LANで培った技術をベースに、OFDMAなどの次世代技術を応用。サービスは昨年から開始されており、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの高速な通信が可能となっている。ダイアルアップが不要で基地局を発見すればスグに通信が開始される利便性などを武器にした新しい通信サービスである。

 今回紹介するAterm「WM3400RN」「WM3300R」は、このモバイルWiMAXをインターネット接続の回線として利用する無線LANルーターである。製品のコンセプトは明確に分かれており、WM3400RNは「ホームWiMAXルーター」、WM3300Rは「モバイルWiMAXルーター」とうたわれている。

WiMAXルーターの一般的な利用シーンを図解する

 WM3300Rは、昨年12月に発売された製品なので、すでに使っている読者がいるかもしれない。一方、WM3400RNはこの8月に発売されたばかりの新製品である。

 WM3300Rは無線LANを利用して、外出先でWiMAXの回線を複数台のPCやモバイルデバイスで共有するのがコンセプト。一方、WM3400RNは、WiMAXをADSLなど常時接続回線の代わりとして活用するもので、屋内に据え置きで設置する使い方がメインとなる。

 AtermシリーズにWM3400RNが加わったことで、PC単独でWiMAXを使う通信カード、外出先で複数の端末でWiMAXを共有するモバイルWiMAXルーター、屋内で利用するホームWiMAXルーターと利用シーンに適したWiMAX対応製品が出そろったことになる。

 ちなみに僚誌「アスキードットPC」と連動企画で、図書カード5000円が10名に当たるWiMAXに関するウェブアンケートを行っている(2010年9月23日締切)。WiMAXを使ったことのない方でも答えられる簡単なアンケートになので、是非応募してみてほしい。
 応募方法は、★「ドットPCアンケートページ」★に飛んでいただき、上から3段目「アスキー特別企画 WiMAXに関する読者調査」をお選びください。

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