通信速度が高速で、料金体系も多彩なWiMAXサービスを、複数の無線LAN端末で利用できるモバイルWiMAXルーター。第1世代の製品が登場してから1年余りが経ち、ユーザーの要望を反映させたコンパクトな第2世代の新製品が登場してきた。
今回は、2010年後半に発売されたNECアクセステクニカの「Aterm WM3500R」と、先月下旬に発売されたばかりのビックカメラ「URoad-9000」(製造はシンセイコーポレーション)の2機種について、特徴や使い勝手、連続使用時間などを比較してみた。
対照的なデザインだが、
どちらもコンパクトさを重視
パスケースを厚くしたようなスクエアな形状に、レッド/ブラック/ホワイトの3色をラインナップして、IT機器とは思えないおしゃれな外装をまとうのがAterm WM3500Rだ。本体サイズは幅105×奥行き70×高さ14.8mmで、重さは約120gとポケットに入れて持ち歩くのも楽なものだ。
一方のURoad-9000は円盤型のボディーを持つ。一見すると分厚いコースターといった感じだが、なかなかハイセンスなデザインである。サイズは直径80mmで高さ18mm、重さは約102g(大容量電池パック使用時は約140g)。丸くて軽量のため、カバンに放り込んでおいても何かに引っかかったり、傷付けたりする可能性は少ないと思われる。
デザインが大きく違うAterm WM3500RとURoad-9000だが、機能面ではほぼ同様のため、インターフェース仕様なども似ている。どちらも携帯性の向上を強く意識しているのは間違いない。その点で気になるのは携帯時のバッテリーの持ち時間だ。
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