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週刊 PC&周辺機器レビュー ― 第128回

WiMAXモバイルルーターの決定版!? Aterm WM3600Rを試す

2012年02月03日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 高速のモバイル通信として、日本市場にはすっかり定着した感のあるモバイルWiMAX。そのWiMAXを無線LAN対応のあらゆる機器で使えるようにするデバイスが、WiMAXモバイルルーターである。NECアクセステクニカが2月上旬に発売する「Aterm WM3600R」は、同社のWiMAXモバイルルーターとしては3世代目の製品に当たる(予想実売価格は1万8000円前後)。従来機種からの改良点を中心に、その実力を探ってみたい。

Aterm WM3600R(シルバー)

3世代目はさらに軽量・長時間駆動に

 AtermシリーズのWiMAXモバイルルーターは、WiMAXのサービス開始時期に登場した初代機「Aterm WM3300R」を皮切りに、2代目の「Aterm WM3500R」、そして今回のWM3600Rと、世代を重ねて進化を続けてきた。記者はWM3300Rを愛用しているのだが、さすがに初代の製品だけに、サイズの大きさの割にバッテリー駆動時間が短いことがネックで、公称値で最大約2.5時間、使い込んでバッテリーが劣化した現在では2時間弱しか使えない。そのため、いざという時にバッテリー切れで使えずに、頭を抱えたことも少なくない。

 新しいWM3600Rは、バッテリー駆動時間が公称値で最大約10時間。WM3500Rの約8時間も長いと思ったが、それを上回る長時間駆動を実現してきた。休止状態での待機時間は最大170時間、電源オン状態での連続待受時間(通信する機器がない状態)も、最大25時間にも及ぶ。これならば一度満充電しておくだけで、よほどヘビーに使わない限り、丸一日電源を入れたまま持ち歩いても電池が切れる心配はなさそうだ。

 それでいて、質量はむしろ軽量化されており、WM3500Rよりも約10g軽くなった約110gとなっている。サイズも小さく、幅70×奥行き95×高さ12.8mmとなっている。厚みはWM3300Rの半分程度だ。スーツやジャンパーのポケットに入れておいても、邪魔にならない。

記者所有のWM3300R(写真右)と並べて。フットプリントは大差ないが、厚みと重さは大違いだ
並べて厚さを比較。ほぼ半分しかないが、これでバッテリー駆動時間は公称値でも4倍に達する

 ちなみに、内蔵のリチウムポリマーバッテリーは交換できないが、バッテリーが満充電される前に適性範囲(70%)で充電を停止し、充電池パック自体を長持ちさせる「ロングライフ充電」機能も備える。これはWM3500Rから継承した特徴である。またパソコンとUSB接続して、WiMAXを使いながら充電したり、「エネループ モバイルブースター」から充電することも可能だ。

オプションのクレードル「WM06C」と組み合わせれば、ホームWiMAXルーターとしても利用できる。通信状況次第ではちょっとしたADSL並みのスピードが出るので、家庭の通信手段をWM3600Rに一本化してしまうことも可能だ

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