このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

週刊 PC&周辺機器レビュー ― 第132回

写真やゲームをより美しく見せるナナオの液晶 FS2333

2012年07月09日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ナナオの液晶ディスプレーの中でも、映像コンテンツやゲームを楽しむことを主眼とした製品が「FORIS」シリーズである。一般的な液晶ディスプレーは、データを忠実に表現することを重視するものだが、FORISシリーズは忠実さだけでなく、「より美しく見せる」ことを重視した製品だという。

 13日に発売される「EIZO FORIS FS2333」は、そのコンセプトをもっともよく表わしている製品だ。さらに使い勝手も細かく改良が施された、FORISシリーズの決定版と呼べる製品となっている。新機能と改良点について見ていこう。

「FORIS FS2333」。写真はデモモードの状態で、画面左がSmart Insightを強くかけた状態

反則級によく見える!?「Smart Insight」

 FS2333は、23型のIPS液晶パネルとLEDバックライトを採用した液晶ディスプレーである。解像度は1920×1080ドットで、サイズと解像度はごく一般的なディスプレーである。映像入力はDVI-D(HDCP対応)が1系統と、HDMIが2系統、アナログRGBが1系統の4系統入力を備える。ステレオスピーカーも内蔵している。この辺りはごく一般的なディスプレーと変わらない。

本体背面の入力端子部。左からHDMI×2、DVI-D、アナログRGB、オーディオ入力、ライン出力

 FS2333を同級の他社製品とは異なる製品としているのは、映像や画像をより美しく見せるための各種機能の搭載にある。前機種である「FORIS FS2332」では、入力映像をほぼリアルタイムで解析して、文字や輪郭、ウインドウフレームはそのままに、映像の適切な部分だけに超解像処理を施す「Smart Resolution」(後述)を搭載したことを特徴としていた。FS2333ではこれに加えて、新たに「Smart Insight」を搭載した点が大きな特徴となっている。

 Smart Insightを簡単に説明すると、「映像の明るい部分はそのままに、暗い部分だけを明るくする」機能と言える。映像を明るくする際には、画面の輝度を上げたりガンマ補正を調整するのが一般的な方法だが、これらの方法では画面全体が明るくなるため、白飛びした絵になってしまう。対してSmart Insightは、内蔵される映像処理プロセッサーが入力映像を1画素ずつ解析。画面全体の解析とも合わせて暗い部分だけを明るく補正して、明るい部分には手を付けないという処理を行なう。

Smart Insightの原理説明図。画面を構成する個々のピクセルの周囲と画面全体を見て、適切な明度に補正する

 Smart Insightが一番わかりやすいのはゲームだ。下の画像はFPS「Call of Duty Modern Warfare 3」の画面だ。夜間のシーンで非常に暗いのだが、Smart Insightを有効にすると、暗部が見やすくなっているのがわかる。画面全体もやや明るめになってはいるが、ガンマ補正のように画面全体が極端に白くなるようなことはない。

Smart Insightがオフの状態(左)と、レベル5の状態。見やすさの違いは明らかだ

前へ 1 2 3 次へ

この連載の記事

注目ニュース

最新記事

ASCII.jp特設サイト

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ピックアップ

富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART