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古田雄介の“顔の見えるインターネット” ― 第36回

「アキバの現実」報道する「アキバBlog」の現在

2008年10月27日 09時00分更新

文● 古田雄介

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アキバは観光地じゃない、いまだディープだ

今回の取材に使わせていただいた純喫茶「古炉奈」。1966年創業の老舗だ

── 2004年から現在までアキバをほぼ毎日回っていて、肌で感じる街の変化というのはありますか?

geek 街を歩く人に変化を感じたのは2005年です。「電車男」がブームになって「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」がオープンしたことで、いわゆる非オタクの人、僕の中では「観光の人」が増えました。

 今のところ、その流れは続いています。ただ、直近でいうと殺傷事件をひとつのきっかけとして、観光の人が減りつつあるのかなあと思います。


── 今後、街を引っ張る産業みたいなものは見えてきていますか?

geek それがないんですよねえ。2000年前後の頃は、間違いなくPCパーツが街を引っ張っていましたが、今はオタク産業が引っ張っているかといったら、まだそういう状況でもない。オタク系が目立っていますけど、店舗の数も全体で言えば限られていますしね。だから、その次の流れが見えていないと感じています。


── 一方で、アキバの色が薄まっているという声もよく聞きますね。

geek まあ、街に来る人を見たら確かに薄まっているように見えます。でもそれは観光の人が増えたからです。従来からいるコア層が減っているかといえば、それはそうでもないと思うんですよ。

 例えばメイド喫茶は、観光の人向けのものとコア層向けの2タイプがあるんです。前者の店舗は、直近の観光客の減少もあって厳しそうな面も見えますが、後者は前年比を軽く超えるくらい好調なところが多いんですよ。

 PCパーツ屋さんは単価下落もあるので苦しそうな印象はありますが、オタク系ショップは前年よりも売上げが伸びてると聞いてます。


── 今後、アキバのカラーが大きく変わったとして、それでもアキバBlogは続けていきますか?

geek 変遷次第ですね。何らかのカタチで、メイド喫茶なども含む小売業が存続していれば続けていると思います。でも、オフィス街になっちゃったら、書けなくなります。

 まあ、5年後にオフィス街というのはないでしょうけど、15年後を想像すると……。アキバはどうなるんでしょう? どうなるんですかね? 分かりません(笑)


筆者紹介──古田雄介


古田雄介

 元建設現場監督&元葬儀業者&現古銭マニアのデジタル&サブカルライター。僕も秘かに週1ペースでアキバを巡回していますが、geekさんにお会いしたのは初めてでした。「古田雄介のブログ」では、皆さんのお勧めサイトを募集中です。



*次回は11月10日掲載予定


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