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古田雄介の“顔の見えるインターネット”第97回

死刑は必要? 冷静に考えるためのWeb資料室「刑部」

2011年07月20日 12時00分更新

文● 古田雄介(@yskfuruta

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 過去に起きた事件を考察する“事件系サイト”は、10年以上精力的に更新している老舗が多い。その中の1つが「刑部」(ぎょうぶ)だ。1998年9月にスタートしてから、国内の死刑に関する情報の最先端に位置している。

 事件のディテールを追うだけでなく、執行年月や、死刑確定までの裁判の流れを統計化するなど、俯瞰的な視点からの考察も行なっている。密度の濃さとバランスの良さを兼ね揃えているのが特徴だ。

 そしてもっとも重要なのが、情報の公平性。管理人の笑月氏は死刑廃止の考えを持っているが、死刑推進派の考えも受け入れている。推進・反対どちらの立場からも、または知的好奇心から“事件簿”を追いたい読者にとっても、得るものが多いコンテンツに仕上げている。

 顔の見えるインターネット 第97回は、笑月氏が心がけている情報と思想の距離感と、完全にプライベートで精力的に更新し続ける意欲の根源を探った。ビジネス的視点のない、個人による密度の濃いライフワークにすぐ出会えるのもインターネットの魅力だ。

刑部

 日本の死刑について考察する老舗サイト。死刑執行一覧や確定者一覧、各種統計などの俯瞰したデータとともに、「死刑囚列伝」といった死刑囚個人にスポットをあてたコンテンツも用意している。何度も裁判所に足を運び、死刑関連の膨大な書籍を読破したからこそ書ける密度の濃い情報が強み。98年1月開始の「笑月ホームページ」内にある1コーナーで、98年9月に「刑部」の原型が作られ、サーバー移転により2000年にリスタートしている。

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