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古田雄介の“顔の見えるインターネット” ― 第95回

ネットの「熱さ」、現代アートに――藤城嘘とカオス*ラウンジ

2011年06月09日 12時00分更新

文● 古田雄介(@yskfuruta

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 藤城 嘘氏は、ネットを拠点にメンバーを集めてイベントや展示会を企画する芸術集団(イベント企画名でもある)「カオス*ラウンジ」の創設者だ。

 ネットスラングやアニメなどのサブカルチャーをモチーフに、現在の日本のネット文化を独自の解釈でアート作品に仕上げていくことを目指している。美術大学に通いながら、2010年代を表現する気鋭の現代アート作家として、精力的に活動中だ。

 ただ、その活動には障壁も少なくない。商業作品を含む、既存の素材をモチーフにした手法は権利関係で問題視されることが多く、作者不明のネット素材も展示作品に利用すると“嫌儲”の視点で叩かれやすい。解釈の新しさを含んだアートゆえ、作品自体も理解されにくい。評価を得るためには、いばらの道を延々と進むしかない。

 顔の見えるインターネット 第95回は、そんな難度の高い挑戦を続ける藤城氏にスポットを当てたい。前述のさまざまな課題にも覚悟を持って向き合いながら、アート観や活動の狙い、目指すものについて語ってもらった。

CHAOS*LOUNGE

 2008年3月に発足した、カオス*ラウンジの公式サイト。初期は藤城氏がキュレーターとなってイベントごとにメンバーを集めていたが、2010年4月からは美術家の黒瀬陽平氏も活動の中心に加わり、ネットとアートの融合を目指す、より戦略的な取り組みが進められている。

(次ページに続く)

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