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古田雄介の“顔の見えるインターネット” ― 第2回

フィギュア、ガンダム、帝国軍──イギリス人の“カリスマおたく”が運営する凄いブログとは!?

2007年07月10日 08時30分更新

文● 古田雄介

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ストーム・トルーパーさん
Wiiの行列を監視するストーム・トルーパーさん。この“中の人”こそが、ダニー・チュー氏だ

 ストーム・トルーパーといえば、映画“スターウォーズ”に登場する白い甲冑をまとった銀河帝国軍の正規兵だ。

 そんなストーム・トルーパーのコスプレをした人物が、アキバのアイドルやアニメ系イベントにたびたび出没することをご存知だろうか? ASCII.jp(旧ASCII24)でも、Wii発売の記事にて彼の勇姿を捉えているように、アキバ界隈では“知る人ぞ知る”存在なのだ。

 その正体はイギリス人のダニー・チュー氏。伊達や酔狂でそんな格好をしているわけだが、単なるオタクではない。月間630万アクセスを記録する世界的な人気サイト“ダニー・チュー”を一人で運営するカリスマ・オタクなのだ。“顔が見えるインターネット”の第2回は、そんなダニー氏にサイト運営の妙を語ってもらう。

ダニー・チュー

ダニー・チュー

アニメやフィギュア、ガンダムといった、多彩な“オタク文化”を世界に配信する巨大サイト。日本語と英語で記事を掲載しており、世界中にファンを持っている。2007年7月現在、ユニークユーザー数が1日4万8000人に達するほどの人気を誇る。




奥さんのGOサイン(?)で、フィギュアがメインコンテンツに


── サイトを作ろうと思ったきっかけを教えてください。

ダニー サイトを始めたのは2000年です。そのころ来日して、インターネット関連の仕事を始めたのですが、自分でも色々と試してみたくなりまして。とりあえずドメインを買って、ほかの人が書いたスクリプトをダウンロードして、少しいじって掲示板を設置していました。ただ、見た目が悪かったので、自分で勉強してイチから作ろうと思ったんです。現在もPHP言語を使って、自分でカスタマイズしています。


── 当時からオタク系コンテンツがメインだったんですか?

ダニー 全然違いますね。自作のCGをアップしたり、家族の写真をアップするなど、プライベートな使い方をしていました。トップページもかなり硬派な感じでしたよ。


── 今のようになったきっかけは?

ダニー 2004年にガンダム関連のネタを書いたところ、検索して僕のサイトを見に来る人がたくさんいたんです。そこで本格的に、世界に向けたサイトにしていこうと思いました。なので最初はガンダムネタが中心。2005年からは美少女フィギュアも扱うようになりました。

 そのころちょうど、ガンプラを売るお店に美少女系フィギュアが並ぶようになってきたんです。いつも横目で見て、カワイイなと。買うと妻に怒られると思っていたんですが、好きなフィギュアが2000円くらいで安く売っていたので、とりあえず買ってみたんです。そうしたら、妻に何も言われなかったので、OKかなと(笑)。


── 買ったフィギュアは毎回サイトに載せるようになったのですか?

ダニー そうですね。一緒にアフィリエイトも載せたところ、その収入でフィギュア代がカバーできるようになり、すぐに余るようになっていきました。なので、もう怒られません(笑)。逆に、今はフィギュア関連の記事がないと運営が厳しいくらいですよ。ただ、露出度の高いフィギュアにはちょっと文句を言われます(笑)。


── ちなみに、日本のオタク文化に目覚めたのはいつごろですか?

ダニー 14~15歳のごろです。イギリスで『超時空要塞マクロス』のビデオを入手して 、リン・ミンメイがすごく可愛くて、あれが“萌え”の原体験になったと思います。その後、セガのメガドライブで遊ぶために、日本語を勉強しました。

ダニーさん
ダニー・チュー氏。部屋の壁中に、お気に入りのフィギュアを並べている

(次ページに続く)

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