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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第43回

幕末古写真ジェネレーターは本能から生まれた?

2009年03月10日 12時00分更新

文● 古田雄介

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幕末古写真ジェネレーターで作り出した「古写真風」の写真。歪みねぇ兄貴も教科書の人のようだ

 手持ちの写真を一発で幕末の古写真風に変換できる「幕末古写真ジェネレーター」が昨年から注目を集めている。作者は、普段から和服を着こなすプログラマー、マスダ ヨシタカ氏だ。そのライフスタイルからも分かるように「和」に強い興味・関心を抱いている。

 「和」に関するブログ「瑠璃色Tradition」を皮切りに、楽天市場で買える男性の着物をサイズ別に絞り込める「キタケデケンサク(プロトタイプ)」、古民家の取材レポートを掲載する「コミンカグルーブ」など、積極的に和のコンテンツを生み出してきた。現在はすべてをまとめたポータルサイト「ワノコト」を立ち上げ、今後のサービス拡張を狙っている。

 そんな同氏が普段着を和服にしたのも、和を探求しはじめたのもブログを始めてからだという。「コンテンツに個性を付けるために和を利用した」とも語る同氏だが、今では「和とは何か」の探求に本気で熱中している。顔の見えるインターネット 第43回は、良い意味でミイラとりがミイラになっていく、人気サイト管理人の「趣味力」の源を探った。

幕末古写真ジェネレーター

 手持ちの画像をアップロードするだけで、幕末時代の趣がする古びた写真に早変わりする。エイプリルフールのジョーク記事のために画像を古写真風に加工するプログラミングを組み、翌日からジェネレーターとして2008年4月2日に公開した。

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