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ガジェットで自転車ライフをもっと便利に! 第4回

GPSで変わる自転車ライフ iPhone編(後編)

2008年11月26日 20時00分更新

文● 荻窪 圭

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EveryTrailかiTrailか

 つまり、EveryTrailはエンターテイメント系&お散歩系の、どちらかというと趣味の自転車人に向いてるのに対し、iTrailはトレーニング&疾走系。自転車は走るために走るのだっ! 脂肪を燃焼するのだっ! あるいは身体を鍛えるのだっ! というアスリート系に向いてるのである。脂肪を燃焼したい人には消費カロリー表示はうれしい。

 もうひとつのポイントは、Webサービス連動がメインのアプリか、ローカルで完結させられるアプリか、ということか。iTrailならWebにデータを上げなくてもいいし、iPhone内にも経路データが残るので、iPhone上で「この間はこの辺をこう走ったなあ」というのが確認できる。

 どちらが楽しいか……甲乙付けがたく、わたしもどちらをメインにするのか未だに決めてないのである。

おまけ

 実は、GPS系意外にも自転車と相性がいいアプリがひとつある。それが「Clinometer」だ。

 これはなにかというと、角度を測るアプリ。iPhoneを横にして斜面に置くと、斜面の角度(斜度)がわかるのだ。iPhoneが内蔵するモーションセンサーを使うのやね。そういうアプリはいくつか出ているが、Clilometerのポイントは「斜度を%で表示できる」こと。坂道の傾斜って、「度」じゃなくて「%」で表される。自転車ロードレースの中継を見ていると、「ここの斜度は20%を越えてます」なんて言われている。

 で、自転車で坂を上っていると「この坂の斜度はどのくらいなんだろう」と思うわけだ。そんなときがこれの出番。坂の途中で自転車を止めて、iPhoneを坂に当てる(見た目はちょっと間抜けなので、周りに人がいないときにやろう)。それでそこの斜度がわかるのだ。

国分寺崖線を上る短いけど急な坂である。もちろん自転車で上りました

坂を上り始める前に傾斜を測ってみたら……20.7%もありました。すげー

 ただそれだけなんだが、激坂を上っている途中(止まりたくはないだろうけれども)、あそこはいったい何%の勾配だったんだろうと思ったとき、楽しいのである。

自転車で気持ちよく走ってても、猫を見つけるとつい止まって遊んだり写真を撮ったりしちゃうのである

走ってたら塀の上に猫を発見。自転車にまたがったままカメラを出して撮影

古道を辿って走りまわったときの写真。こんな崖上の狭くて古い道はクルマも少なくて気持ちいい。自転車だからこそ辿りつける道だ

走るのがメインのときは、自転車道(ただし、サイクリングロードと呼ばれている道のほとんどは自転車・歩行者道なので、歩行者優先です)がいい。信号もないし。これは多摩川サイクリングロード。でも猫を見つけるたびに自転車を止めて遊んでては……

脇道を走ってて見つけた、古い商店街。郵便ポストも含め、すごく昭和っぽくていい

古道を走っているとしばしば見つける名もない祠や稲荷が好きなのである。そんなときは思わず自転車を止めて撮ったりする


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