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GPS搭載の路上カメラ「COOLPIX P6000」

2008年10月09日 09時00分更新

文● 行正和義、小林 久/トレンド編集部

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 COOLPIX P6000は、有効1350万画素のCCDを備えたハイエンドコンパクト機だ。実売では5万円台半ば程度。低価格化が著しいデジタルカメラ市場では、高付加価値製品がひしめくカテゴリーだ。

COOLPIX P6000

 逆に言えば、強烈な個性やモノとしてのこだわりがないと見向きもされない。そのへんを考慮してか、本機はかなりの多機能モデルに仕上がっている。GPSの搭載はそのひとつだ。本体のコーナー部分にアンテナが格納されており、電源をONにしているときは5秒間隔、電源OFFでも90分に最大6回測位する。この情報を撮影時に画像に書き込んで、オンラインの地図サービスなどと連携できるのが、本機の最大の特徴である。



GPS搭載で、撮影場所が記録できる


 GPSは衛星からの電波を使って測位するため、当然ながら屋内や地下では利用できない。その場合は、過去に測位した情報の中から最新のものが用いられる。地下鉄など測定ができない状況で移動してしまうと、まったく異なる場所が記録されてしまうが、電波がない状況でも大まかな場所が分かる点は、発想として面白い。

大型化してローレットの付いたモードダイヤルにはGPSや画像アップロード(カメラ→HDD)、U1/U2といったカスタム設定モードが設けられている本体底面にはバッテリー、メモリーカードスロットが用意されている。また、グリップのふくらみに合わせてEthernet端子を配置

 測位する間隔は最短で15秒、最大で2時間まで設定できる。移動手段を考慮すれば、電波の届かない場所でも、あとから撮影位置をある程度推測できそうだ。ちなみに、GPSをまったく使用しないという人は、電池の消費を抑えるため、電源OFFの状態では測位しない設定にするといい。

モードダイヤルをGPSポジションにすると現在の測位状態が表示される。屋内なので測位していないが、捕捉した衛星数によってアンテナの色が変化するGPSポジションでのメニュー。位置情報を記録するかどうか、測位を有効とするまでの時間などを設定できる

 GPSの受信感度はどうだろうか。手持ちもしくはストラップで首から提げて屋外を散策する程度なら、感度に問題を感じない。ビルの多い西新宿でもおおむね良好な感触だった。しかし、携帯型GPSレシーバーでは問題とならない状況──例えば、ガラス越しに車のダッシュボードで測位する場合などでは、うまく衛星をキャッチできないことがあった。車の向きや衛星の位置によって結果は異なるのだが、専用の受信機に比べるとやや感度は落ちるようだ。

 もうひとつ特徴的なのが、グリップの底面にEthernet端子を用意していること。これはカメラで撮影した画像をオンラインストレージにアップロードする際に使う。無線LAN搭載の「COOLPIX S610c/S52c」などと、基本的には同じコンセプトで、同社が運営する画像共有サイト「MyPictureTown」とカメラ単体で連携できる。

モードダイヤルを画像アップロードモードすると撮影画像の一覧が表示される。マークした(あるいは全ての)画像を送信する仕組みだLAN経由で、MyPictureTownに画像をアップロードできる。もちろんアカウントに加え、メールアドレスやニックネームといった設定をカメラ側に入力しておく必要がある

 本体上部のモードダイヤルには画像送信用のポジションが用意されている。電源をOFFにして、付属のACアダプターを接続すれば自動的に画像転送ユーティリティーが起動する。自宅に帰ってきて、カメラをLANとACアダプターにつなげば自動的に画像がネットに上がるわけだ。本機の発売に合わせ、MyPictureTownには「Googleマップ」との連携機能が追加された。オンラインで画像と撮影場所を同時に表示できる。

MyPicureTownの新機能であるマップビュー。Google マップを画面上に呼び出して撮影場所を確認できる

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