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組みたい自作PC構成まるわかり!! ― 第19回

【今月の自作PCレシピ 番外編】夏休みはDIY水冷にチャレンジ!

本格水冷の入門に最適なキットに注目! GPU水冷化のベースにもOK!

2017年08月06日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みの組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

本格水冷の入門に最適なキットが狙い目

 ThermaltakeのオープンタイプPCケース「Core P」シリーズとハードチューブを用いた魅せるPCで、目にする機会が増え、興味津々のひとも多いだろう本格水冷。

 ウォーターブロックなどからの水漏れチェックや経路内のエア抜き、CPUやマザーボードなどを含め、水漏れによる各種パーツの破損は、自己責任でメーカー保証対象外になるなど、導入へのハードルは依然として高い。

 しかし、必要なパーツがセットになっている本格水冷キットが、Thermaltakeおよび本格水冷の定番メーカーとなるEK Water Blocksから登場。かなり購入しやすくなっている。

チューブやフィッティング、冷却液(クーラント)など、CPUの本格水冷化に必要なパーツがセットになっているEK Water Blocksの本格水冷キット

 ウォーターブロック&ポンプ部にド派手&超奇麗に光るインフィニティミラーが仕掛けられているNZXT製最新簡易水冷キットの「Kraken」シリーズなど、手軽に導入でき、旬なLEDイルミネーションを楽しめる簡易水冷も十分魅力的だが、余裕を持って作業できる夏休みは、本格水冷に挑戦するのもありだろう。

 数多くの本格水冷パーツと、水冷搭載BTO PCを扱っている秋葉原のオリオスペックで話を聞いたところ、EK Water Blocks製本格水冷キットが人気で、扱いやすい厚さ26mの薄型ラジエーターや小型のリザーバータンクで構成され、価格が3万円台となっている「Slim」シリーズが、入門用としても売れているという。

 今回は自作レシピの番外編として、そんなEK Water Blocks製本格水冷キットのおすすめ品や特徴、本格水冷導入時のポイントを紹介していこう。

秋葉原で本格水冷といえばオリオスペックでキマリ。EK Water Blocksのほか、aquacomputerやBitspower、KOOLANCE、XSPCなど、主要水冷メーカーを扱っている
本格水冷への相談は同店店長の松澤氏におまかせ。なお、同店は8月13日~16日の間、夏期休業になるので注意しよう

EK Water BlocksのCPU用本格水冷キットは
2つのシリーズを取り扱い中

 EK Water Blocksでは、本格水冷のキットを5シリーズラインナップしているが、オリオスペックでは、主に「Performance」と「Slim」シリーズを取り扱っている。

 3万円台と手ごろな価格となっているエントリー向けの「Slim」シリーズが魅力的だが、松澤氏のイチオシは38mmの厚形ラジエーターや本格水冷のド鉄板ポンプ「D5」といったハイエンドCPU、GPUのオーバークロック動作の導入時などにも十分対応できるワンランク上のパーツ構成になっている「Performance」シリーズの360mmラジエーターモデル「EK-KIT-P360」とのこと。

5万円台と高価だが、CPUウォーターブロックの「EK-Supremacy EVO」など、EK WaterBlocksの定番パーツで構成されている「Performance」シリーズ「Performance」シリーズには、本格水冷のド鉄板ポンプ「D5」のPWM対応モデルを採用するリザーバータンク一体型の「EK-XRES 140 Revo D5 PWM」がセットになっている
冷却性能に影響するラジエーター。CPU+GeForce GTX 1080 Tiクラスを水冷化する場合は、120mm(140mm)×3基の360/420mmラジエーターがおすすめとのこと

 とはいえ、ラジエーターやポンプなどは、システムにあわせて後からいくらでもカスタマイズ可能な本格水冷。ひとまず手ごろな価格の「Slim」シリーズで本格水冷デビューするのもありだ。ただ、パーツ構成には価格差なりの違いがしっかりあるので、入念に検討しよう。

 両シリーズともに冷却液の放熱性能に影響するラジエーターサイズは240mmと360mmモデルを用意しており、オリオスペックでも取り扱い中。240mmと360mmモデルの価格差は3000円程度となっている。PCケースに設置スペースがあるなら360mmサイズが狙い目といえるだろう。

 なお、両シリーズともにCPUソケットは最新のLGA 2066とSocket AM4をサポート。EK WaterBlocksに限らず、本格水冷向けのCPUウォーターブロックは、空冷CPUクーラーのようなインテルとAMDの両対応は少ないのだが、両キットには両方のマウンターが付属している。

 ただし、キットのデフォルトマウンターはインテル用になるため、AMD向けにはウォーターブロックを分解してマウンターを交換する必要がある点は忘れてはならい。

EK WaterBlocks製水冷パーツ
シリーズ名 Slimシリーズ Performanceシリーズ
CPUウォーターブロック EK-Supremacy MX EK-Supremacy EVO
ラジエーター EK-CoolStream SE EK-CoolStream PE
ファン EK-Vardar F3-120 EK-Vardar F3-120
ポンプハウジング+
リザーバータンク
EK-XRES 100 SPC-60 MX PWM EK-XRES 140 Revo D5 PWM
チューブ EK-DuraClear 9.5/12.7mm (3/8 - 1/2) 2m EK-DuraClear 9.5/12.7mm (3/8 - 1/2) 2m
フィッティング EK-ACF Fitting 10/13mm (3/8 - 1/2) ×6個 EK-ACF Fitting 10/13mm (3/8 - 1/2) ×6個
クーラント EK-Ekoolant EVO Clear EK-CryoFuel Clear Concentrate
PWM分岐ケーブル EK-Cable Y-Splitter 3-Fan PWM 10cm EK-Cable Y-Splitter 3-Fan PWM 10cm
ATX電源ブリッジ ATX bridging plug ATX bridging plug
実売価格 240mm「EK-KIT-S240」 3万1500円前後
360mm「EK-KIT-S360」 3万4500円前後
240mm「EK-KIT-P240」 5万4000円前後
360mm「EK-KIT-P360」 5万7000円前後
キットはインテルとAMDの両方のCPU Socketに対応するが、AMD環境で使用するには、銅製ベース部を取り外してマウンターを交換する必要がある
両モデルとも冷却液は希釈タイプ。薬局などで販売されている精製水(500mlで150円前後)を用意しよう

 EK WaterBlocks製の120mmファン「EK-Vardar」など、「Performance」と「Slim」シリーズで共通しているパーツもあるが、CPUウォーターブロックやラジエーター、ポンプなどが異なっている。

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