動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みの組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。
そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。
秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。
超期待の新作「バトルフィール1」などゲーム三昧の季節が到来
オープンβテストが終了し、発売まで約1ヵ月となっている期待のタイトル「バトルフィールド1」や、2011年に発売され、世界中で人気となった「The Elder Scrolls V: Skyrim」をリマスターした「The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition」、とうとう地球を飛び出してしまった「Call of Duty」シリーズの最新作「Call of Duty: Infinite Warfare」など、注目ゲームいっぱいの季節が到来。多くのゲームがマルチプラットフォームで登場する。
従来よりも高画質、高フレームレートを実現できる「PlayStation 4 Pro」でプレイするのもアリだが、リフレッシュレート120~144Hzのゲーム向け液晶と組み合わせてのヌルヌル描画で遊べたり、最高の画質でプレイを堪能できたりといったPC版ならではのメリットもいろいろあり、まだまだゲームはPCで遊ぶ派は多いことだろう。
ゲーミングPCで最も大事なビデオカードは、最新GPU搭載モデルが各社から、ひと通り出そろい店頭価格が値下がり基調に。
さらに鉄板のLGA 1151対応CPUが続落中だったり、シーケンシャルリードは1000MB/sec台に留まるものの、容量512GBで2万円割りと手ごろな価格帯になっているインテル製NVMe SSD「Intel SSD 600p」シリーズが登場したりなど、新たにゲーミングPCを組む時期としては、まずまずのタイミングになっている。
と言うわけで、今オススメのゲーミングPC構成を「パソコンショップ アーク」に依頼。ゲーマーの多い同店スタッフのなかでも、貴重な女子ゲーマーでゲームプレイの配信なども行なっている野澤さん(ひほすけ)が練ったゲーミングPC構成を紹介しよう。
BF1のオープンβプレイも加味して構成
「『バトルフィールド1』のオープンβは、友人から『GeForce GTX 1070』を1週間限定で借りてプレイしましたが、GTX 1070で、まったく問題なくプレイできました。ただ、ゲーム中のメインメモリーの消費が大きかったですね」
「βテストなのもあると思いますが、プレイ時間が長くなると、16GBまで増設しないと足りなくなりましたよ」という野澤さんが、選んだバトルフィールド1などの最新ゲームに備えたハイスペックゲーミングPC構成が下記だ。
ゲーミングPC構成 | ||
---|---|---|
CPU | Intel「Core i5-6600」 (4コア/4スレッド、定格3.3GHz、最大3.9GHz) |
2万2973円 |
マザーボード | ASRock「H170 Pro4/Hyper」 (LGA1151、H170、ATX) |
1万2760円 |
メモリー | Crucial「BLS2K8G4D240FSC」 (PC19200 DDR4、8GB×2) |
7389円 |
SSD | Crucial「MX200 500GB(CT500MX200SSD1)」 (500GB、SATA) |
1万5723円 |
HDD | Western Digital「WD20EZRZ-RT」 (2TB、SATA) |
5908円 |
光学ドライブ | なし | - |
ビデオカード | ASUS「STRIX-GTX1080-8G-GAMING」 (GeForce GTX 1080) |
8万3148円 |
PCケース | ZALMAN「Z9 Neo」 (ミドルタワー、MicroATX) |
8315円 |
電源ユニット | Corsair「RM750x(CP-9020092-JP)」 (80PLUS GOLD、750W) |
1万5556円 |
総額 | 17万1772円(税抜) |
※価格は9月14日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
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