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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第93回

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

2023年08月26日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

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※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

大阪・日本橋商店街 でんでんタウン パート2

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

 いつもは秋葉原のショップスタッフおすすめのレシピを紹介しているが、筆者の気軽なひとり旅に合わせて巡ってきた大阪日本橋福岡博多編の最終章をお届けしよう。

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

今回は紹介できなかったパソコン工房。写真は、スゴく目を引いた「パソコン工房 なんばアウトレット2号店」の看板。秋葉原本店にも欲しいかも

 前回の「PCワンズ」と「ツクモ日本橋店」に続いて、今回紹介する大阪日本橋のパーツショップは、「ドスパラ大阪・なんば店」と、家電量販店ながらPCパーツの品ぞろえも侮れない「ジョーシン日本橋店」だ。さっそく両店に聞いたおすすめのレシピを紹介しよう。

「ドスパラ大阪・なんば店」

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 ドスパラには、オリジナルBTO PC「GALLERIA(ガレリア)」シリーズがあるが、大阪・なんば店ではスタッフが厳選したパーツ構成で組み上げた同店独自のコンセプトPCも人気だという。

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1階には、ドスパラが展開しているBTO PCの「GALLERIA」シリーズなどを展示

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PCパーツは2階フロアーで取り扱い。通路は広めに取られているので、パーツ選びに専念できる

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ゲームやライブ配信のデモ機も用意している

 パーツフロアは2階で、各種パーツとともに、組み立て専門スタッフが組み上げたオリジナルPCが並んでいる。同コーナーには、落ち着いた白色のPCケースとLEDギミックを備えたミドルクラススペックのゲーミングPCや、内部パーツも白色でコーディネートしたPCなど、おっ!と目を引くコンセプトPCがいっぱい。

 実際、厳選したパーツを専門スタッフの手で組み、その日に持ち帰りも可能というコンセプトPCと、要望に合わせたパーツ選びで組み立て代行したPCは、BTO PC「GALLERIA」シリーズに劣らず人気とのことだ。そんな同店店長の西成さんが、今回のために新たなコンセプトPCを組んでくれた。

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC
【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

フルHDゲーミングと配信をターゲットに、ミドルクラスのパーツで組まれた「milk tea edition」。白色ケースとLEDギミックで、その名の通りミルクティー色に発光する

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筐体だけでなく、内部パーツも白色でコーディネートしたASRockコンセプトPC

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LEDメモリー×4でスロットを埋めたPCも展示されていた

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店内には組み立て代行した自作PCのスペックや、完成写真をまとめたスクラップブックもある。こだわりのPCを参考にしよう

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

「ドスパラ大阪・なんば店」店長の西成さん。取材のために、新たなコンセプトPCを実際に組んでくれた

パフォーマンス、彩り、コスパの3拍子そろった新たなゲーミングコンセプトPCが完成

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

 店長を含め、スタッフにはゲーマーが多く、ゲームプレイをはじめ、プレイの録画や配信などを快適に行なうための知識が豊富だという。コンセプトPCは、4K解像度でのゲームプレイも狙えるGeForce RTX 4070 Ti搭載ビデオカードとともに、CPUにプレイ動画の編集をサクサクと行なえる8コア/16スレッドのRyzen 7 7700Xを組み合わせている。

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

組み立て代行費なども含め、総額30万円を切る新たなコンセプトPC「ドスパラなんば店オリジナルStreamer Edition PC 」が誕生した

ドスパラ大阪・なんば店特製の優しく彩るStreamer Edition PC
CPU AMD「Ryzen 7 7700X」
(8コア/16スレッド、最大5.40GHz)
4万3270円
CPUクーラー DeepCool「LS720 R-LS720-BKAMNT-G-1」
(簡易水冷、360mmラジエーター、120mmファン×3)
1万7990円
マザーボード ASRock「B650 Pro RS」
(AMD B650、ATX)
2万9980円
メモリー ADATA「AX5U5600C3616G-DCLARBK-DP」
(16GB×2枚、DDR5-5600)
1万5480円
SSD Solidigm「P41 Plus SSDPFKNU010TZX1」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
7070円
ビデオカード Palit「GeForce RTX 4070 Ti GamingPro 12GB NED407T019K9-1043A」
(GeForce RTX 4070 Ti、12GB GDDR6X)
11万8000円
PCケース DeepCool「CH510 R-CH510-BKNNE1-G-1」
(ミドルタワー)
8980円
電源ユニット DeepCool「PQ850M R-PQ850M-FA0B-JP」
(850W、80PLUS GOLD)
1万2980円
ファン DeepCool「FK120-3 IN 1 R-FK120-BKNPF3-G-1」
(120mmファン×3)
3560円
OS マイクロソフト「Windows 11 Home」パッケージ版 1万6580円
その他 自作パソコン組立代行 2万2000円
総額(税込)   29万5890円

※価格は8月18日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

 前面がピカピカに光っているコンセプトPCも用意しているが、最近は前面をあまり光らせず、中を覗くと光っているという方向性を求める人が多いとのことで、PCケースにはフロントがシンプルなフラットデザインになっているミドルタワーのDeepCool「CH510」を組み合わせている。

 そのうえで、内部にはLEDギミック内蔵ウォーターブロックなどを採用するオールインワン水冷ユニットや、LEDヒートスプレッダー搭載メモリー、サイドが光るビデオカードを選んでいる。

 そんなシンプルな外観と内部の魅せる要素とともに、WQHD/4Kゲーミングに、軽い動画の編集やAI画像生成といったクリエイティブな作業もサクサクと行なえるパフォーマンスを備えた1台に仕上がっている。

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC
【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

外観はシンプルだが、サイドから覗くと内部がLEDで彩られているのがポイント

 ただ本構成のマザーボードは諸事情で、取材後に、ASRock「B650 Pro RS」に変更している。写真では、ASRock「B650E PG Riptide WiFi」が使われているが、実際は「B650 Pro RS」になるので、注意してほしい。

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

マザーボードは、B650チップセットを採用する「B650 Pro RS」。黒色ベースのケースで映えるシルバーカラーのヒートシンクを備えている

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ゲームデバイスや、配信デバイスの接続に重要になるUSBポート数は、10ポートと豊富だ

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC&大阪らしい紫色のPC

NVMe M.2 SSDは、容量1TBで7000円台のSolidigm「P41 Plus」だ。価格を抑えつつ、ゲーミングなどにあまり不満を感じない読み書き速度を発揮する

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