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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 ― 第40回

ノキア流「もの作り」のスゴさが分かるNM706i

2008年09月25日 18時20分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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【今週の1枚】ウェルカムドリンクまで端末カラーとコーディネートしたオシャレな演出。「NM706iが自己表現、自己実現を目指す生き方を選ぶスマートな女性をターゲットにする」というイメージをよく表現したプレスイベントだった

 ノキアといえば、世界で約40%ものシェアを誇る、世界最大のケータイメーカーだ。日本のユーザーも、ドコモやソフトバンクの端末として利用できる。今回は、非常にファッショナブルな端末、NTTドコモの「NM706i」をご紹介しよう。このケータイの魅力を作るモノはいったい何だろうか?


プレスイベントから、世界観にどっぷり

 昔からノキアのケータイにはある種のあこがれがあった。「スマートフォン」と呼ばれるカテゴリーが一般的になる前から、ノキアのケータイは高機能で、なによりオシャレなデザインというイメージを持っていた。NM706iが発表されたプレスイベントも、その印象をさらに高めるモノだったと思う。

 NM706iのプレスイベントは、赤坂サカスにあるレストラン「マキシム・ド・パリ」で開かれた。階段を上ってこじんまりとしたスペースに付くと、白、赤、黒のウェルカムドリンクが迎えてくれる。この場所の内装は深みのある赤と黒と白のスペース。そしてウェルカムドリンクの3色。これらはすべてNM706iがカラーバリエーションに由来する。

背面の素材にもこだわっている。少ししっとりとした手触り。指紋がつきにくいので、端末の魅力を存分に楽しめる

 メインカラーはパッショネート・レッド。情熱や欲望を思わせる色は、日本の伝統的な色である紅から取った。クラウディ・シルバーは、日本の雪国や、桜の季節が終わった後の空に輝く銀色の雲からイメージしたそうだ。この2色は日本限定カラーとなっている。

 96gという軽量な端末の中に、日本におけるノキアのアイデンティティーともいえる国際対応を果たした通信機能が盛り込まれる。

 端末のディスプレーも美しく、また高品位なレンズと相まって、写真撮影や閲覧といったケータイで重視される画像のコミュニケーションに磨きがかかる。また端末の周囲を取り囲むシルバーのパーツ、裏返したときの優しいマットな素材など、こだわりは色だけではない。

美しいディスプレイとカメラをコンパクトな端末に詰め込んだのも、日本市場との対話の結果。小さくても写真撮影の操作性はよい

 とてもしなやかな端末としての仕上がりとともに、アプリや絵文字といった日本のケータイのスタンダードにも対応している。これらは、日本のユーザーとの対話を重視した結果生まれたもので、今回の端末のターゲットである女性の要望に十分に応える仕上がりになっている。

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