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Nokia、国内での事業の整理縮小を発表

2008年11月27日 16時13分更新

文● 吉田陽一/トレンド編集部

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 ノキア・ジャパンが日本での事業展開を見直すと言う。「日本での携帯電話端末の販売および販売活動」を打ち切り、「日本独自の製品展開のための投資」を見直す、とのことだ。

 リリースの中で、Nokia上級副社長ティモ・イハムオティラ氏は、「日本市場の重要性を強調しつつも、世界的な景気後退の中で日本での投資を続けることができなくなった」としている。ただし、今後も「日本でのグローバルR&D活動、およびVertu(ヴァーチュ)の販売、そしてソーシング活動は継続する」とのこと。

 ASCII.jp編集部ではノキア・ジャパン広報より下記のコメントを得た。

「日本での販売はVertuを除き取り止める。したがって、新製品が今後登場することはない。アクセサリーなどのオンラインショップの販売も中止する。すでに発表している新端末を発売するかどうかは、キャリアと交渉している段階。キャリアの判断に委ねる形になる」

 したがって、明日28日にソフトバンクから発売される「Nokia N82」が店頭に並ぶかどうかも不明。

先だって冬モデルとしてソフトバンクモバイル(左)とNTTドコモ(右)から発表された端末

 なお、キャリアにも確認したが、「寝耳に水で驚いている、現在情報収集中」(ソフトバンクモバイル)、「我々もリリースの内容については事前に一切知らされておらず、確認中」(NTTドコモ)とのことだった。

 魅力的な製品群と一定のファンを持つNokiaだけに、日本市場からの撤退が本当だとすれば、大変残念な事態だ。

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