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新橋駅「幻のホーム」公開! ひんやりとした空気に戦前の匂いを感じた!

2007年12月02日 20時50分更新

文● アスキー戦車部長Y

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駅員さんに聞く地下鉄トリビア大公開

 なお、今回は新橋駅の助役の方に普段聞くことが出来ないような色々な話を聞くことができた。直接今回のホーム公開と関係ない話もあるが、せっかくなのでここに掲載しよう。

Q.この新橋駅の幻のホームの長さは?
A.元々は車輌2両分の長さしか無かったが、現在は6両分の長さに拡張し、夜間に車輌二編成の留置線として活用しています。ただし、本線とこの留置線の接続部分は急傾斜となっているので、それ以上長い車輌を留め置くことは出来ません。

Q.このホームは歴史的な価値もあり、ミニ博物館、あるいはカフェのような形でも、ぜひ公開して欲しいのですが……
A.社内にもそのような声はありますが、現状では未定です。(※現在旧ホームは一部改造され駅の会議室として使われている。)

Q.銀座線と丸ノ内線は繋がっているかと思いますが、それについて教えてください。(筆者の頭の中には『機動警察パトレイバー2 the Movie』の劇中のワンシーンが念頭にあった。)
A.銀座線と丸ノ内線は赤坂見附駅で繋がっています。ちなみに銀座線の車輌整備は上野で行ないますが、重整備は丸ノ内線の中野富士見町の工場で行なうため、丸ノ内線経由で回送することがあります。

Q.その回送は夜間に行うのですか?
A.日中に行うことが多いです。

Q.乗り入れについてなにか苦労することがありますか?
A.銀座線の車輌は丸ノ内線より一回り小さいため、休日の花火大会記念列車などで丸ノ内線から銀座線に乗り入れする場合は、ホームに板を渡して乗降を行なう必要があります。また、これは駅職員が脇に付いていないといけないので、平日に乗り入れを行うのは難しいですね。

 ちなみに話を聞いた渡邊さんによると、「丸ノ内線は青梅街道上の都電が交通上の障害と考えたGHQ(連合軍総司令部)が都電を廃止するべく建設を促したものだ」とのこと。確かにモータリゼーションの進んだ米軍ならそう考えてもおかしくない、と思うのだが……

Q.銀座線開業当時から大きく変わったことの一つに車輌の編成が長くなったことが挙げられますが、それについて聞かせてください。
A.昔の車輌は2両編成、今は6両編成のため、ホームの延伸が各駅で行なわれています。虎ノ門駅など一部の駅では、延伸前のオリジナルのホームの柱は円柱で、その後延伸された部分の柱は角柱というように違っているので、ぜひ自分の目で確かめてみてください。

Q.永田町駅は防空壕だ、という説もありますが、これはどうでしょうか?
A.(これについては答えずに)国会議事堂前駅に職員も入れない通路があります。どこに繋がっているかは私にもわかりませんが。また、有楽町線で朝霞の自衛隊が有事の際には出動してくるという話も聞いたことがあります。

Q.現在の自衛隊には鉄道連隊は無いので、戦車を運ぶのは無理なのでは?
A.トンネル内を自走してくるのでは、と言われています。

と、最後は結局いつものミリタリー特別取材班っぽい話題になってしまった(笑)。

駅員さんに聞く

助役の渡邊さん。色々と面白い話を聞かせて頂いてありがとうございました

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