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夏だ!海だ!ホタルだ! 大人2人が童心に帰って海ほたる探検隊に同行!

2008年08月20日 21時00分更新

文● 伊藤 真広

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 世界最大級である全長9.6kmの車両用海底トンネルと4.4kmの橋(アクアブリッジ)で構成される「東京湾アクアライン」。この川崎側に位置する海底トンネルを探検する「海ほたる探検隊」が8月12日に東京湾にぽっかりと浮かぶパーキングエリアである「海ほたる」にて、小学生を対象に開催された。イベントに参加したのは1500組4500名という応募者の中から、10 倍以上の抽選を通過した強運の持ち主たちだ。

木更津沖約5kmに位置する、全長約700mの海を埋め立てて作られた人工島「海ほたる」には、普段足を踏み入れることの出来ない秘密のスポットが多数存在している

川崎に沖約5kmに位置する風の塔(川崎人工島)の模型は、海ほたるの上にある建設の資料などを展示しているアクアラインの資料館「うみめがね」で見ることができるぞ!

アクアラインは神奈川県川崎市川崎区浮島から千葉県木更津市中島を結ぶ、全長約19kmの東京湾を横断する道路。川崎からの進入路のアクアトンネルは、自動車が通行できる水底トンネルの中では、世界最長となっている(海底トンネル世界最長は53.8kmの青函トンネル)

うみめがねに集まった今回の参加者たちは、NEXCO社員から「アクア探検隊」として、諸注意と覚えてきてもらいたいポイントが書かれた指令書が渡された

 10時30分、集まった参加者達は、敷地内に併設された東京アクアラインの資料館である「うみめがね」の裏にある外階段を使って、車両道路と同じ高さ降りていく。すると車道に併走するように、目の前に大きく口を広げた巨大な空間が出現した。非常時に使用する床版下避難路への入り口である。 
 進むこと200m、広い空間の右下に小さな坂が姿を見えてきた。下りていくと、そこはに一般乗用車を2、3台ほど駐車できる空間が広がっており、その先には真っ白い鉄扉が!
 この扉をくぐると、早速トンネルに繋がるかと思っていたのだが、さらに扉が! そんな扉を5枚くぐると、ようやく第一目的地である車道の下を通っている床版下避難路に到達した。

普段は一般の人が歩くことのない通路と階段を使って、アクアライン探検がスタートした

左側がアクアラインの本道。巨大な口を開いてわれわれの到着を待っていたのは、管理点検などに使われている床版下避難路への入り口

事故発生時の案内板。なお、トンネル内で重大な事故が発生した場合、救助を待つスポットは、風の塔と海ほたるの2ヵ所となっているそうだ

アクアトンネルの地下へと足を踏み入れた探検隊の一行。トンネル内に湧き出す水の流れる轟音を耳にしながら足を進めていくと……

スロープを下っていくと、目の前に白い大きな扉が姿を見せた。大扉を開けるのは車両を通すときで、人が通るだけの場合は、大扉についている小さな扉を使うそうだ。ちなみに扉の内側と外がで気圧が違うため、扉を開けると外に向かって風が吹き出てくる

(次ページへ続く)

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