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「にちぎん☆NIGHT」開催!

これが日本銀行の旧地下金庫だ!

2009年01月13日 22時34分更新

文● 伊藤 真広

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 銀行のための銀行として営業し、日本国の紙幣である日本銀行券の発行と管理を行なっている日本銀行(以下、日銀)。普通の銀行と違い、個人や一企業が口座を作ることができないため、普通の人が足を運ぶことはほとんどない。そんな日銀で12月22、24、25、26日の4日間「にちぎん☆NIGHT」という市民参加型のイベントが開催された。

にちぎん☆NIGHT

事前申し込み制となっていた、「にちぎん☆NIGHT」。普段は足を踏み入れることのできない日銀内部に入れるということで大人気となっていた

 このイベント、タイトルからは内容がさっぱり想像がつかないが、日ごろは謎のベールに包まれている日銀の業務や歴史などを、日銀トップの白川総裁や日銀スタッフが説明してくれるというものだ。4日間のイベントのうち初回となる12月22日に開催された白川日銀総裁による市民講座「日本銀行への招待」の模様と、24日から26日に開催された市民講座のコースにも含まれていた“日本銀行旧地下金庫”見学の様子を紹介していこう。

市民講座「日本銀行への招待」

 白川総裁が講演者として壇上に上がり、日本銀行の業務や役割などを解説する「日本銀行への招待」には、学生服に身を包んだ高校生らしき一団から高齢の方まで、約300人の幅広い年齢層の人々が、冷たい雨の降るなか日本銀行旧館5階の会議室に集まった。
 開始の時刻が平日の18時半となっていたため、勤め人が参加するには、少し厳しい条件となっていたのだが、日ごろ耳にすることの少ない日銀の役割や業務内容を聞けるということで、多くの現役世代の姿も見られた。白川総裁の講演は事前に配布された資料を基に行なわれ、まず、日本銀行という組織の成り立ちについての解説から始まり、業務内容や目的を解説した。

にちぎん☆NIGHT

平日開催にもかかわらず、ほぼ満席となった白川総裁による「日本銀行への招待」

にちぎん☆NIGHT

講演はプロジェクターと事前に配布された資料を基に行われた

白川総裁が日銀の業務をわかりやすく解説するという内容で、来場者にとっては日ごろニュースで流れている単語の解説などもあり、有意義な内容になっていたようだ

配布された資料の一部。来場者の中には、白川総裁の解説を資料に書き込んでいる姿も見られた

約1時間ほどの講演に続いて、質疑応答が行なわれた。経済に関する専門的な質問があった一方で、女性からはネクタイにこだわりを持つ白川総裁へ「この日のネクタイのポイントは?」といった質問まであった

(日本銀行本店見学の次ページへ続く)

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