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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第24回

【今月の自作PCレシピ】Ryzen 7で組む16スレッドPCでメガタスクも快適に!

2018年05月26日 15時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

ゲームからクリエイティブまで快適な
16スレッド PCをRyzen 7で組む!

 価格据え置きで、4コア以上を実現したAMD Ryzenと第8世代Core iシリーズの登場で、PC自作のメインストリームCPUは、すっかり6コア、8コアに移行している。とくにRyzenは価格を下げながら、パフォーマンスをアップさせた第2世代が投入され、注目を集めている。

しっかりパフォーマンスを向上させつつ、価格を下げた第2世代Ryzen。6コアのRyzne 5もあるが、人気はRyzen 7に集中している

 Ryzen 7の8コア/16スレッドなら、動画や写真の編集作業などはもとより、オフィスソフトで書類を作る際の「ブラウザーで関連情報を調べる」、「PDFやパワーポイントで資料を開く」、「書類に添付する写真を加工する」といったような複数ソフトウェアを同時に使うごくごく普通の光景の”ながら作業”も、処理能力に余裕を残してできる“なんでも屋”のCPUになっている。

 今回はそんなRyzen 7の構成を第1世代Ryzen登場時にインテルプラットフォームから移行し、Ryzen 7の8コア/16スレッドのパワーをAdobeソフトウェアでのポップ作成などに活かしているパソコン工房 秋葉原 BUYMORE店の猪狩氏に相談。第2世代Ryzen 7搭載のPC構成を提案してもらった。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店。平日もお買い得品が豊富で、セット値引きの金額も高めだ。古くからアキバショップで働いているスタッフが多いのもポイント

マザーボードなどを担当する猪狩氏。製品写真とともに機能や特徴を記載した製品ポップは、Ryzen 7搭載PCで作成している

Ryzen 7 2700&GTX 1060でマルチに活用

 アキバでは第2世代Ryzen 7の最上位で最大4.35GHzというギリギリまで攻めたクロックで動作する「Ryzen 7 2700X」が人気になっているが、今回猪狩氏はAdobe CCを快適に使える16スレッド動作をTDP 65Wで実現し、4万円アンダーとなっている「Ryzen 7 2700」を選択している。

 そのほか、数あるAMD X470チップセット搭載マザーボードのなかで、価格を含めて最もオススメできるというASRock「X470 MASTER SLI」や、インテル最新NVMe SSD「SSD 760p」と同店特価品の2.5インチSSD「SSD 545s」によるデュアルSSDストレージ、FFXIVなどを快適に遊べるゲーミングPC定番GPUのひとつである「GeForce GTX 1060 6GB」を搭載したビデオカード、サイド強化ガラス採用の魅せるPCケースと、旬&魅力あるパーツの組み合わせになっている。

猪狩氏自身も愛用しているパーツで構成されている第2世代Ryzen 7搭載PC

第2世代Ryzen 7搭載PCの構成
CPU AMD「Ryzen 7 2700」
(8コア/16スレッド、定格3.2GHz、最大4.1GHz、TDP 65W)
3万8858円
マザーボード ASRock「X470 Master SLI」(Socket AM4、X470、ATX) 1万9980円
メモリー Crucial(CFD販売)「W4U2666CM-8G」
(DDR4-2666、8GB×2枚)
2万2800円
SSD インテル「SSD 760p 256GB(SSDPEKKW256G8XT)」
(256GB、NVMe)
1万3780円
SSD インテル「SSD 545s 256GB(SSDSC2KW256G8X1)」
(256GB、SATA3)
8980円
光学ドライブ   なし
ビデオカード ASUS「STRIX-GTX1060-DC2O6G」
(GeForce GTX 1060、GDDR5 6GB)
3万7980円
PCケース JONSBO「U4」(ATX) 8400円
電源ユニット Cooler Master「MasterWatt 650(MPX-6501-AMAAB-JP)」
(80PLUS BRONZE 850W、ATX)
8990円
総額(税込)   15万9768円

※価格は5月20日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

8コア/16スレッドの「Ryzen 7 2700」。動作クロックはダウンするが、TDPは最上位モデル「Ryzen 7 2700X」から、40Wダウンした65Wを実現

ストレージはインテル製NVMe M.2 SSDと2.5インチSSDで構成。最近はNASを導入している人も多いとのことで、データ用SSDは256GBモデルで見積もり

データ用SSDの「SSD 545s」は、在庫限りのお買い得品。512GBモデルも1万5980円と魅力的な価格になっている

GeForce GTX 1060 6GBを搭載するASUS「STRIX-GTX1060-DC2O6G」をチョイス。ゲームをあまり遊ばない人は、2万円台前半の「GeForce GTX 1050 Ti」搭載ビデオカードが狙い目だ

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