祝! メロン号グラベル完走!
眞貝選手「2日目のスタート時点で約35秒あった上位の牟田君との差は、この最終SSを残して約12秒。このステージの1回目の走行だったSS9では14秒差をつけることができていたものの、今の自分がすべきこと=「絶対完走!」を今回は優先させ、結果は成り行きに任せることに。それでも比較的自信が持てるようになってきたコーナーではロスなく走ることを心がけ、結果はセカンドベスト! しかし牟田君との差は8秒止まりで、追いつくことはできませんでした。これは素直に牟田君のアタックに脱帽ですね」
そして、何とこの最終SSで奇跡が起こった! デイ2を2番手で走行していた松原久選手/香川俊哉選手組ブーンが、ステージ途中でマシントラブルを起こして大きくタイムを落としたのである。松原ブーンのデイ2タイムは、40:16.4。対してメロン号のデイ2タイムは、40:15.0。なんと1.4秒差で、デイ2を3位でクリアすることができたのだ!
メロン号の最終成績、JN-3クラス6位、デイ2クラス3位。ついにグラベルイベント初完走を達成し、ジンクス打破に成功! ただ走るだけなら、苦もなくフィニッシュまで完走することはできるだろう。でも、シリーズ入賞を目指しているわれわれにとっては、完走だけじゃなくポイントゲットも重要な課題だったのだ。
たしかにデイ1のトラブルは残念だけど、メロン号と2人のクルーはそれによく応えてくれたと思う。クラス6位のイベントポイント3点、それにデイ2ポイント1点を足したシリーズポイント4点ゲットという結果は、今回のわがチームにとっては最高の結果なのだ!
こうしてメロンブックス・インテグラは初のグラベルイベント完走&入賞をはたし、MRCはなんとか今期予定していた6戦のうち、前半戦3戦をJN-3クラス2位で折り返すことができた。そして冒頭に述べたとおり、次の全日本ラリー選手権第4戦「がんばろう福島! MSCCラリー」(6月10~12日)をスキップ。このイベントでは松原ブーンが序盤から好調な滑り出しをみせて快勝し、さらにCJRTの2台のサトリアネオもそれぞれ3、4位をゲット。これによりMRCのシリーズランキングは4位に後退し、7月に行なわれるターマックイベントの第5戦「MSCCラリーハイランドマスターズ」を迎えることになる。
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