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痛車でラリー! メロンブックスインテ2年目の挑戦 第2回

メロンインテも2011年仕様に衣替え!

2011年04月07日 18時30分更新

文● 中村信博/写真● うえのふみお/画像提供● メロンブックス、T.S.CRAFT、佐賀県観光連盟

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今年のめろんちゃんはレースクイーン風!

 メロンブックスラリーチャレンジ“チーム2011”。ついに、今年度(2011年)のマシンカラーリング作業が始まった。昨年と同じく、ホンダ「DC2インテグラタイプR」での参戦となったMRC2011だが、今年もカラーリングが大きく変更されることになり、心機一転で全日本ラリー選手権のチャンピオンレースに挑戦することになった。

全日本ラリー選手権 開幕戦・唐津情報

イベント名 ツール・ド・九州2011 in 唐津
日時 4月8日(金)~10日(日)
場所 松浦河畔公園 国際交流広場(佐賀県・唐津競艇場前)
観戦料 無料(4月10日のギャラリーステージのみ、高校生以上1000円)
出店 東日本大震災チャリティーオークション開催/
   ラリージャパン公式グッズ販売/
   メロンブックスオリジナルグッズ販売など

 メロンインテグラのカラーリングデザインを担当したのは、おなじみ奈良の「T.S.CRAFT」。レースカーやラリーマシンをはじめとする、モータースポーツ車両を専門にデザイン&施工を行なっている、その筋では知られたデザイン事務所だ。ウチのチームでは、活動を開始した2008年から一貫してこちらにメロン号のデザインをお願いしているが、モータースポーツ車両のデザインを専門にしているデザイナーさんだけに、普通の“痛車カラーリング”とは一風異なる独特のカッコ良さを引き出してくれるのだ。

 そんなT.S.CRAFTでも、今回のマシンデザインはかなりの難産だったようだ。

これまでも「T.S.CRAFT」が手がけてきた、歴代メロン号。いずれも痛車と競技車のそれぞれのフィーリングをうまく融合させた秀逸なデザインだ

 今回用意されたキャライラストは、これまでのエプロンドレスとは違って露出度の高い「レースクイーン風めろんちゃん」。このイラストとデザイン全体のマッチングが難しくて、なかなかデザインにGOサインが出ないのだ。メロンブックスとチーム、そしてT.S.CRAFTの三者の間で毎日のようにデザイン画の応酬が繰り返され、最終的にデザインが決まったのは、インテグラをT.S.CRAFTに預けたまさにその時。その間、三者で取り交わされたデザイン画の枚数は、なんと計22枚にもおよぶ。

このとき交わされたデザインプランの一例。これまでのチームカラーだったグリーン、イエロー、オレンジのメロントリコロールを意識したものや、思い切ってブラック主体にしたものなど色々なプランがあったが、あえなく没に……

これが、メロンブックス公式イラストレーターである風上旬氏から提供された「レースクイーン風めろんちゃん」。今までよりちょっと大胆なキャライラストだけど、それゆえにマシンカラーリングが二転三転することに

 しかも、今回は時間がなかった。3月20日に東京・お台場で予定されていたイベントでの公開を考えていて、どうしてもそれまでに施工を終えておかなければならなかったのだ。そして、文字通りの特急仕事でカラーリング準備を終え、明日から施工に入るというそのタイミングで、あの未曾有の大災害が起こってしまった……。

 東日本大震災の影響により、お台場で予定されていたイベントは中止。イベントでのカラーリング発表の予定もなくなってしまったが、施工の日程は変わらない。この時期のT.S.CRAFTは、開幕を前に多くのモータースポーツ車両が施工の順番を待っていて大忙しなのだ。

 それに、今回の震災ではカーフィルムの工場も被災したらしく、フィルムの一部が入手困難になるかもしれないとのことで、日程を遅らせればいよいよ開幕戦に間に合わなくなる恐れもあった。

(次ページへ続く)

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