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COMPUTEX TAIPEI 2011レポ 第4回

「Ultrabook」で新しいノートを作り出すインテル

2011年06月01日 00時52分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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ネットブック/SoCのAtomも22nmを目指す

 特に新しい話題というわけではないが、マローニ氏の講演ではAtomプロセッサーの将来についても語られた。まずネットブック/ネットトップ向けAtomには、32nmプロセスで製造される「Cedar Trail」プラットフォームが開発中である。既存のAtomベースプラットフォーム(Pine Trail)よりも、薄型でファンレス設計も可能な低発熱と低消費電力を実現するほか、処理能力も向上する。

次世代のネットブック向けプラットフォーム「Cedar Trail」の特徴

 またSandy Bridge世代のプラットフォームが対応する、スリープからの復帰を高速化する「Intel Rapid Start Technology」や、復帰時のインターネット接続をシームレスかつ高速化する「Intel Smart Connect Technology」にも対応する。Cedar TrailはまもなくOEMメーカーに出荷される予定。製品の登場もそう遠くはないだろう。

 同じく32nmプロセスで製造される、タブレットやスマートフォン向けAtomは、「Medfield」が開発中である。Medfieldを採用するタブレットのリファレンスデザインは、厚さ9mm以下で重さ680g以下を実現するという。搭載製品の登場は半年~9ヵ月先になるとのこと。早ければ年末商戦には、Medfield採用タブレットがお目見えするかもしれない。

Medfieldの特徴。バッテリー駆動時間の向上、処理性能の向上が挙げられている

エデン氏の講演の最後に披露された、将来パソコンのコンセプトモデル「NIKISKI」(ニキスキ)。開くとUltrabookだが、キーボードを閉じてもディスプレーの一部が露出して、タブレット的なUIで操作できるようだ


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