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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第174回

買ったばかりのニコン「D7000」で猫を試し撮り!

2010年11月05日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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昼寝してるところに近づいたら目を覚ましてじろり。彩度を上げて鮮やかに撮ってみた(2010年11月 ニコン D7000)

昼寝してるところに近づいたら目を覚ましてじろり。彩度を上げて鮮やかに撮ってみた(2010年11月 ニコン D7000)

 仕事柄なのか単なる趣味なのか、毎年カメラを何台も買ってるのだけど、メインカメラを切り替えるのは2年ぶり。「D90」から「D7000」に変えたのである。

 2年経つといろいろ変わるもので、予想以上のグレードアップで使い勝手も性能も大きく上がった。D90よりISO感度を上げられるし、ライブビューも実用的になったし、電子水準器もついたし、ボディの質感や操作感もよい。気に入った。

ニコンの新しい中級モデル「D7000」(ボディのみの実売価格14万円前後)。レンズは35mmF1.8の単焦点

ニコンの新しい中級モデル「D7000」(ボディのみの実売価格14万円前後)。レンズは35mm F1.8の単焦点

 新しいカメラを買ってきて最初に撮るのはやはりうちの猫。バッテリーを充電して、自分好みにあれこれ細かくセッティングして、さあ写りはどうかな、と試す頃には夜なのである。

 まずは夜の室内での大あくび。わたしが近づいていくとうちの猫ったら高い確率であくびする。

 その部屋は天井に100W相当の電球型蛍光灯(23W)がひとつぶら下がっているだけで、とても明るい部屋とはいえない。だからあくび顔を狙ってもブレて写っちゃう。

 それをぴしっと撮るにはシャッタースピードを上げる→明るいレンズを使う&ISO感度を上げる、という必要があるのだ。

 容赦なくISO感度を上げられるD7000の出番だ。35mmF1.8の明るい単焦点レンズを装着し、1/320秒というシャッタースピードで迫ってみた。

棚の上の猫ベッドで大あくびする大五郎。ISO 12800で撮影。カメラの反応が早いのでとっさのあくびもちゃんと撮れる(2010年10月 ニコン D7000)

棚の上の猫ベッドで大あくびする大五郎。ISO 12800で撮影。カメラの反応が早いのでとっさのあくびもちゃんと撮れる(2010年10月 ニコン D7000)

 これはなかなか素晴らしい! 楽しいので撮りまくっていたら、2匹ともカーテンの裏に隠れちゃいました。いくら明るい色のカーテンでも裏はすごく暗い。その上、猫毛だらけで見苦しいので白黒撮影に決定。カメラを手にそっとおじゃますると、2匹してこちらをじろり。

手前にいる大五郎にピントを合わせて撮影。明るいレンズはどこにピントを合わせるかがとても重要(2010年10月 ニコン D7000)

手前にいる大五郎にピントを合わせて撮影。明るいレンズはどこにピントを合わせるかがとても重要(2010年10月 ニコン D7000)

 ここで初日の撮影は終わり。無理に追いかけて撮ったりしない。

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