このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

最新ゲームPCのオススメパーツ構成とは?【AMD編】

2010年10月05日 12時00分更新

文● 池座 優里

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

LostPlanet2ベンチマーク

「LostPlanet2 ベンチマーク」の起動ダイアログ。こちらはDirectX9バージョンとDirectX11バージョンを選択できる。今回はDirectX11バージョンを使ってベンチマークを行なった

ベンチマーク結果。フレームレートの推移がグラフで表示されると共に、フレームレートの平均値とランクが表示される

 最後にDirectX11世代のゲームタイトルとして、「LostPlanet2 ベンチマーク」を使って計測を行なった。解像度は1920×1080ドットと1280×720ドットの2パターンを計測し、モーションブラーをオン、アンチエイリアスをMSAA4X、影品質、テクスチャ品質、演出レベル、DirectX11FeatureはすべてHighに設定している。

「LostPlanet2」(単位:fps) better→

 さすがに最新のベンチマークということで非常に重く「GeForce GTX 480」でさえ、解像度1280×720ドットでも60fpsを超えることはなかった。
 こちらのベンチマークはDirectX11に最適化されているGeForce GTX 4xxシリーズが総じて良い結果となっており「GeForce GTX 460」でも「Radeon HD 5850」のスコアを大きく上回る結果となった。
 一方「Radeon HD 5850」は1280×720ドットで30fpsをギリギリ超えなんとかゲームが出来るレベル。「Radeon HD 5770」は画像品質を落とさないと「LostPlanet2」は厳しいだろう。なお、SSDとHDDによる性能差が出ないのはこれまでと同様だ。

消費電力の違いをチェックしよう

 さて最後に消費電力の違いを確認してみたい。今回は「Watts up? PRO」を使い、30分放置して最も低い状態をアイドル時、「ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク」のHIGH設定で最も消費電力が大きかった時点をフルロード時とした。

「消費電力」(単位:W) ←better

 アイドル時は低消費電力に定評のあるRadeonシリーズの2製品を抑え「GeForce GTX 460」が82Wと最も低くなった。一方フルロード時を見ると最も結果の良かった「Radeon HD 5850」が260W強と「GeForce GTX 480」より約140W、「GeForce GTX 460」と比べても約50Wと大きく下回ったのが印象的だ。
 また、SSDとHDDの違いについては、全体の消費電力に対してSSDの消費電力は非常に小さいため、明確な違いは出なかった。ゲームPCについてはSSDの消費電力は考えなくても良いレベルだ。

まとめ

 第1回目となる今回は、AMDプラットフォームにおけるゲームPCについて説明してきた。まず「FF XIV ベンチ」の結果を見る限りは、Radeon HD 5xxx系が有利であることは明らかだ。LOW設定なら「Radeon HD 5770」でも十分な性能と言えるだろう。「Radeon HD 5850」ならHIGH設定でもかなり快適に動作することがわかる。ただし、NVIDIAは次のGeForce Driver「Release 260世代」で「ファイナルファンタジーXIV」の高速化を謳っており、今後のドライバによって結果が変わってくる可能性がある点は覚えておく必要がある。
 一方、DirextX11世代のゲームとなるLostPlanet2を視野に入れるならGeForce GTX 4xx系がおすすめ。特に1920×1080ドットでゲームをするなら「GeForce GTX 480」が是非欲しいところ。1280×720ドットならPALIT「GeForce GTX 460 Sonic Platinum」でもある程度クオリティを上げた設定で楽しむことができるだろう。

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中