ここのところ、メモリや電源に加えてSSDにも力を入れているCORSAIRから、SandForce製コントローラ「SF-1200」を搭載した2.5インチSSD「Forceシリーズ」3モデルが発売になった。SandForce「SF-1200」といえばシーケンシャルアクセスだけでなくランダムアクセスも高速で、最近注目されているモデル。採用するメーカーも多岐にわたり、今が旬ともいえる人気コントローラーである。
そこで、今回はCORSAIRの国内正規代理店でもある株式会社リンクスインターナショナルの協力により、「Forceシリーズ」の新製品3モデルをすべて借りることができたため、その性能について検証していきたい。
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| SandForce製コントローラ「SF-1200」を搭載した「Forceシリーズ」の新製品。容量60GB、120GB、240GBの3モデルが用意されており、最大読み込み速度は285MB/s、最大書き込み速度は275MB/sとなる |
CORSAIR「Forceシリーズ」の新製品3モデル
まずは「Forceシリーズ」のラインナップを確認してみよう。「Forceシリーズ」はその名の通りSandForce製のコントローラを搭載した製品で、すでにMicron製NANDフラッシュを採用し、容量200GBの「CSSD-F200GB2-BRKT」が4月に発売されている。今回チェックするのは容量60GBの「CSSD-F60GB2-BRKT」、120GBの「CSSD-F120GB2-BRKT」、240GBの「CSSD-F240GB2-BRKT」の3製品。いずれも搭載するNANDフラッシュはMicron製からIntel製に変更されている。同シリーズでありながら、異なるNANDフラッシュを採用しているのは、発売時期の違いだろうか。下の表にもある通り、転送速度など基本スペックは変わらないので、一応気に留めておく程度でいいだろう。
| スペック表 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 型番 | CSSD-F60GB2-BRKT | CSSD-F120GB2-BRKT | CSSD-F240GB2-BRKT | CSSD-F200GB2-BRKT |
| 容量 | 60GB | 120GB | 240GB | 200GB |
| 最大読み込み速度 | 285MB/s | |||
| 最大書き込み速度 | 275MB/s | |||
| NANDフラッシュ | Intel製 MLC | Micron製 MLC | ||
| サイズ | 100×69.85×9.5mm | |||
| 重量 | 65g | |||
| 実売価格 | 1万8000円前後 | 3万4000円前後 | 6万6000円前後 | 7万7000円前後 |
また、SandForce製のコントローラを搭載した製品には必ず予備領域が必要で、これまでの製品では全体の30%程度を確保している製品が多かった。ところが、本製品では予備領域の割合を減らし、実際に使用できる容量を増やしている。
これは、クライアント向け製品として容量と信頼性のバランスを考えた上で、予備領域を削減しても十分に信頼性をクリアできると判断したためだと思われる。3年間の製品保証も付いているので、使用できる容量が増えた点は素直に評価できるだろう。
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|---|---|---|---|---|
| 左からの「CSSD-F60GB2-BRKT」、「CSSD-F120GB2-BRKT」、「CSSD-F240GB2-BRKT」。アルミ製のケースを採用し、CORSAIRお馴染みのデザインとなっている | ||||
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|---|---|---|---|---|
| CrystalDiskInfoの結果。いずれのモデルともインターフェースはSATA2.0(3Gbps)に対応。さらにNCQ、TRIMにも対応していることがわかる | ||||
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|---|---|---|
| 裏面の4本のネジを外せば基板を確認できる。ただし、ネジはシールで封印されており、ネジを外すと保証対象外になるので、分解は自己責任となる | SandForce製コントーローラ「SF-1200」の3方を取り囲むようにIntel製NANDフラッシュメモリが配置されている |
![]() | 搭載するコントローラチップはSandForce製「SF-1200」。キャッシュメモリは不要なため搭載されていない |
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SandForce製コントローラチップの特徴
ベンチマーク計測に入る前に、SandForce製コントローラチップの特徴について簡単に触れたい。最近発売されるSSDのコントローラチップはキャッシュメモリを搭載するものが多いなか、SandForce製コントローラチップではあえてキャッシュを搭載せず、データを圧縮してアクセスする独自のアルゴリズムを採用して書込み回数を減らすとともに高速化を実現している。
製品には、エンタープライズ向けの「SF-1500」と、今回紹介する「Forceシリーズ」を始めとした多数のメーカーでも採用されているクライアント向けの「SF-1200」の2種類がある。両モデルともSATA2.0(3Gbps)/SATA(1.5Gbps)をサポートし、パフォーマンスはシーケンシャルリード、ライトとも最大260MB/s。性能に直接関係する違いはIOPSランダムライトが3万から1万になる程度で、それ以外は主に耐久性やセキュリティ機能の違いとなる。
実際の製品でも性能に大きな違いは無く、最近では価格の安い「SF-1200」を採用した製品が多くを占めているというのが現状だ。なお、各コントローラのスペックは以下のとおりとなる。
| SandForceスペック表 | ||||
|---|---|---|---|---|
| チップ名 | SF-1500 | SF-1200 | ||
| 対応インターフェイス | SATA2.0(3Gbps)/SATA(1.5Gbps) | |||
| 最大容量 | 512GB | |||
| シーケンシャルリード | 260MB/s | |||
| シーケンシャルライト | 260MB/s | |||
| ランダムリードIOPS | 30,000 | |||
| ランダムライトIOPS | 30,000 | 10,000 | ||
| 対応NANDフラッシュ | SLC/MLC両対応 | MLCのみ | ||
| データ暗号化 | 128bit AES Compliant 暗号キーは任意 |
128bit AES | ||
| 消費電力 | 950mW | 550mW | ||
| 平均故障寿命 | 10,000,000時間 | 2,000,000時間 | ||
(次ページへ続く)
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