Amazon EC2って、どんなサービス?
あわしろいくや:ひとくくりにするとクラウドは人生になるわけですね!
編集S:待て、そこの電撃VIPカスタマー。
小林:クラウド=人生、という基本的な説明が終わったので、これでEC2の説明ができますね。
編集S:リーダーまで悪ノリだよ……。
前佛:Amazon EC2っていうのは、IaaS型のクラウドサービスです。Amazonと契約してちょっと操作すると、OSの入った「あなた専用」の仮想マシンがAmazonのデータセンターで立ち上がって利用できる状態になります。
hito:クレジットカードさえあればサクっと立ち上がりますね。
やまね:VMwareとかVirtualBoxとかKVMと同じような感じ?
前佛:むしろ中身がXenなので、Xenの仮想マシンと同じだと思って頂くのがいいと思います。
小林:あくまで「仮想マシン」なので、ちょっとした違いを除けばVMwareなどの仮想マシンと同じ感じですね。
前佛:いつでも簡単に起動できて、お支払いは従量制ですね。金額は仮想マシンの性能に応じたものになります。
あわしろいくや:従量制なのがちょっと怖いですな。最大でも1日数百円ぐらいですけど。
編集S:う、それはちょっと怖いような。
瀬尾浩史:一番性能の低いやつだと、1時間で数セントですペン。
やまね:転送量でも課金されるんだっけ?
hito:されますね。データのやりとりが多いとその分お金かかります。でも、ネットワーク性能で上限は分かるので、単位時間あたり最大でいくらかかるのかは見積もれます。
ミズノ:Ubuntuの仮想マシンだと、byobuから「今いくらぐらい使った」というのが見えるようになってますね。
hito:あと、EC2の特性としては「再起動によって起動前の状態に巻き戻る」というのがあります。
あわしろいくや:ほほう。VMwareのスナップショットみたいなイメージですな?
前佛:仮想マシンイメージを都度コピーして起動している、と思うといいと思います。オリジナルは常に保存されていて、コピーされたものが起動してるんだー、と理解しておくとだいたい合ってます。
編集S:データを保存したいときはどうするんですか?
hito:それが「S3」の方ですね。HTTP経由でデータをやりとりすることができるサービスで、ここに仮想マシン上の、保存しておきたいデータをコピーします。データベースみたいな「常に更新されているデータ」の場合、「EBS」(Elastic Block Store)というハードディスクみたいな領域を有料で借りられるので、ここを使います。
ミズノ:再起動で巻き戻るのは結構衝撃的ですよ。それはそれで便利です。
小林:レンタルサーバの一種だと思って頂いてもいいかと思います。VPSの手続きがものすごく高速になった感じですね。
編集S:なるほど。って、そろそろページがつきかけてるのに、Eucalyptusとかプライベートクラウドとか、まだまだ謎な単語が残ってるんだけど。
hito:はっはっは、当然次回に続きますよ。しかも前後編にするとPV落ちるから、タイトル変更して別回のように装いますよ!
編集S:はっはっは、PVのこと考えるなら、いっそタイトルをクラ●ドにしちゃえばいいと思うよ!
村田:居直ってる人がぷすんぷすんぷしゅー……。
瀬尾浩史:ということで、次回に続くペン!
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