Arctic Cooling
Freezer 7 Pro Rev.2
汎用VGAクーラーでお馴染みのArctic Cooling社製サイドフローCPUクーラー。6mm径で3本のヒートパイプを搭載し、92×92×25mmオープンフレームタイプファンは、流体軸受けを採用するPWM仕様。回転数は900~2500rpm、騒音値最大27.2dBAで、外形寸法は104×58×126.5(H)mm、重量520g。
リテンションモジュール単体発売で
LGA1156対応CPUクーラーに変身!
資産活用というまさに“地球に優しい”対応策として、LGA1156対応リテンションモジュールを単品発売するメーカーも存在する。現在発売されているモデルは、リテンションモジュールを付け替えてのマルチソケット対応品が多く、万一今回のようにソケットピッチが変更されても、単体で専用パーツを発売する事で装着が可能となるわけだ。ここでは原稿執筆時の9月18日現在、入手可能なパーツを紹介しよう。
XIGMATEK
ネジ留め+バックプレートで装着するLGA1156対応リテンションモジュール。CPUクーラーベース部に専用ネジで固定。なおマザーボード装着時に使用するネジにはスプリングを装着し、確実に適度なテンションを掛けることができる。
なお「ACK-I5361」は、同社「HDT CPU Coolerシリーズ XXXX1 / XXXX2 / XXXX3」用、「ACK-I5363」は、「HDT CPU Coolerシリーズ XXXX4 / XXXX5 / XXXX6」に対応する。
サイズ
サイズオリジナルCPUクーラー用のLGA1156対応リテンションモジュール。「VTMS用」は無限クーラー(初代)、峰クーラー(Rev.B)、侍Z(Rev.B)、ANDY侍マスター、手裏剣、「4Way用」は、刀2、鎌クロス、忍者mini、ZIPANG、忍者2、鎌アングルの各モデルに対応。固定方法はリテールクーラー同様のプッシュピンタイプが採用されている。
なおここで紹介した単体品の他、クーラーマスターもLGA1156対応リテンションモジュールの販売が予定されており、早期の発売が期待されるところだ。
汎用CPUクーラーメーカー各社、今後の動向
ここまでLGA1156対応CPUクーラーの主なモデルを紹介してきたが、今後発売されるCPUクーラーの多くは、恐らく従来通りユニバーサルモデルという形で対応リテンションが同梱されてくるだろう。
インテルとしては、新アーキテクチャを色濃くするためにピッチ幅を変更させたのかもしれないが、“慣例通り”とは言え、複雑さが増した事は否めない。さらに汎用メーカー側の立場を考えると、これがビジネスチャンスになっているのかは少々疑問が残ってしまう所だろう。いずれにせよ、自作ユーザーとしては資産活用がしにくい事に違いはない。
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