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マキタのBluetoothスピーカー「MR200」は音も仕様も構造も斜め上

2018年02月18日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 あのマキタがBluetoothスピーカーを売っている。型番は「MR200」。例によって電動工具用のリチウムイオンバッテリーを使う、青緑色の強そうなやつだ。建設会社の会社員である私は、うちの現場でどうだろうと、編集部経由でメーカーから広報機材を貸していただいた。この製品をオーディオ専門店で見たことはないが、工具などを扱うモノタロウでなら普通に買える(1万1772円)。そこがまず気に入った。

 ちなみに同社からはコーヒーメーカー(CM500DZ)、ラジオ(MR050、MR051、MR052、MR102、MR103、MR106、MR107、MR108)、ロボット掃除機(RC200DZ)など、家電系機器が数多くラインナップされている。いずれも電動工具メーカーの製品という意外性から、ネット民の間では評判だ。

 もちろんメーカーとしては「あのマキタがまたwwwww」のようなウケを狙っているわけではない。電動工具メーカーとしての現場感覚から「どこで誰が何の目的で使うのか」を企画として明確に打ち出せるため、家電メーカーのマーケティングから生まれた製品とは一線を画す。そこがおもしろい。

 そしてオフロード走行を目的とした四輪駆動車を街で使ってもいいように、マキタの製品を一般の家電として使ってもいいはずだ。実際、この製品には実用に即した作り込みがいくつも見られ、機能的なデザインには惚れ惚れする。おまけに音もいい。現場やガレージだけでなく、インドアアウトドア夏冬問わず使える携帯スピーカーの決定版だとさえ私は思っている。

IP64の完全な防塵性能

 カラーバリエーションは青と黒。バッテリーは別売りだが、ACアダプターが付属するので、本体のみ買ってきてもすぐ使える。対応するバッテリーは10.8V、14.4V、18V。

 本体の長さ211×幅203×高さ199mmという立方体に近いサイズは、ちょっと大きめのランチボックス感覚だ。バッテリーを含まない本体重量は2.7kg。サイズからすればやや重いが、本体上部にソフトグリップの貼られた可動式ハンドルがあり、持ち運びは楽。多少そのへんにぶつけても平気なように、筐体の角はバンプガードで保護されている。

 マキタならではのスペックは「IP64」という「完全な防塵構造」と「あらゆる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない」防塵・防沫性能にある。平たく言えば、粉塵の舞う空間で、多少の水しぶきを浴びるのは想定内ということ。防沫構造のBluetoothスピーカーは数多いが、最上級の防塵性能をうたったものは記憶にない。

 本体側面には、外部機器充電用のUSB端子(5V2.1Ah)、AUX INの3.5mmステレオミニ端子、ACアダプター接続用のDC端子(12V)があり、それぞれ大型のフラップ付きカバーで覆われている。これは手袋をしたまま使うことを想定したものだろう。

 本体前面上部に、やや傾斜をつけて並べられた操作ボタンも同様で、ほどよい大きさと同時に、適切なストロークも持たせてある。その上、動作状態を示す各インジケーターは大型で輝度も高く、ホコリの付いたゴーグル越しでもはっきり確認できるはず。色もBluetoothの接続状態を示す青、音量が上限に達したことを示す赤、AUX IN接続を示す緑とわかりやすい。

 こうしたヘヴィーデューティーな仕様にもかかわらず、スピーカーやアンプ周りは、まるでオーディオメーカーの設計のように凝っているのがおもしろい。

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