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アスキースマホ総研 ― 第38回

スマホ総研がiPhone 6 Plusの使用感と速度を早速チェック!

2014年09月21日 17時30分更新

文● アスキースマホ総研

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3キャリアのiPhone 6を手に
早速速度テストに出掛けたぞ!

ドロイド 過去にも解説してきましたが、今回も新iPhoneの注目ポイントはネットワーク。TD-LTEやキャリアアグリゲーションに新たに対応しました。TD-LTE対応でメリットがあるのがau版とソフトバンク版。それぞれ「WiMAX 2+」「SoftBank 4G」のネットワークに接続します。キャリアアグリゲーションはauが先行してますね。下り最大150Mbps対応の基地局がすでに1万局、今年中に2万局を目指すとのこと(関連記事)。

auによる説明会では、TD-LTE/キャリアアグリゲーションの両方に対応している点をアピール

カリー ドコモ版のiPhone 6はネットワークで新しいなにかはないのですか?

ドロイド iPhone 6でLTEの対応周波数が増えたわけではないのですが、発売2日前にドコモが記者説明会を開催して、ネットワークの現状について説明を受けてきました。特に1.8GHz(1.7GHz)では20MHz幅をLTEで使うことで、単独で下り最大150Mbpsを実現しています。このタイプの基地局は都市部中心に設置されていて、現時点で2千数百局。年度内に7000局を目指すとのこと(関連記事)。

ドコモは1.8GHz(ドコモは1.7GHzと呼称)の20MHz幅を丸々LTEで利用しており、下り最大150Mbpsの基地局を都市部中心に設置してる

カリー なるほどー。各社いろいろ特徴があるのですね。

スピーディー というわけで、アシスタントのじまPさんに、3社のiPhone 6を手に4ヵ所でのスピードテストをしてきてもらった。その結果は以下のとおり。

飯田橋・角川第3本社ビル前
  下り 上り 接続周波数
ドコモ 43.42Mbps 6.32Mbps バンド3
au 40.47Mbps 7.55Mbps バンド41
ソフトバンク 18.41Mbps 25.03Mbps バンド1
秋葉原駅・電気街口
  下り 上り 接続周波数
ドコモ 87.30Mbps 13.19Mbps バンド3
au 37.79Mbps 6.95Mbps バンド18
ソフトバンク 20.44Mbps 6.84Mbps バンド41
新宿駅・南口
  下り 上り 接続周波数
ドコモ 27.21Mbps 13.71Mbps バンド3
au 60.47Mbps 7.37Mbps バンド18
ソフトバンク 55.77Mbps 13.46Mbps バンド41
銀座・Apple Store前
  下り 上り 接続周波数
ドコモ 8.96Mbps 6.08Mbps バンド1
au 43.12Mbps 8.94Mbps バンド18
ソフトバンク 22.12Mbps 11.40Mbps バンド3
4ヵ所の平均
  下り 上り
ドコモ 41.72Mbps 9.83Mbps
au 45.46Mbps 7.70Mbps
ソフトバンク 29.19Mbps 14.23Mbps

速度測定は「RBB TODAY SPEED TEST」で3回測定し、その平均値を求めた。

カリー おおっ。ドコモとauで2勝ずつですか。

ドロイド ただし、全測定結果の平均値ではauがトップですね。4ヵ所とも35Mbps以上ですし。しかし、なかなか興味深い結果です。ドコモは前述した高速な基地局でカバーされていると思われる、駅前などのスポットで好成績でした。ただし、そうではない銀座で苦戦。auは編集部がある飯田橋では「WiMAX 2+」でつながって、あとはおそらくキャリアアグリゲーションの効果があると思います。

iPhoneの電話アプリで「*3001#12345#*」と打って発信すると、テストモードに入って、現在接続中のネットワークの詳細などがわかる。左写真の場合は「バンド41」、つまりTD-LTEで接続していることがわかる

スピーディー ソフトバンクも健闘はしているけれども、ちょっとずつ負けという感じかな。

カリー しかし、20Mbps、30Mbpsとかなり高い次元での争いですね。

2勝2敗ながら、全平均でトップだったのがau。キャリアアグリゲーションが強味を発揮したか

ドロイド 各社のLTEネットワークが強化されて、一時期話題になった、いわゆるパケ詰まりなどの現象を体感する機会は減少しました。でもまあ、ネットワークは生き物なので、各キャリアは今後も強化を進めていくのではないかと。

カリー じゃあもっともっと頑張ってほしいものですね。

スピーディー ……自分の原稿は遅いのに、他人には厳しいよね。カリーさんは。

各社のAndroidスマホとiPhone 6で
利用可能なLTEの周波数

  ドコモ au ソフトバンク
Android iPhone 6 Android iPhone 6 Android iPhone 6
FD-
LTE
2.1GHz
(バンド1)
○(人口カバー率91%)
1.8GHz
(バンド3)
○(都市部中心) ○※1
1.5GHz
(バンド11)
○※2 ×
1.5GHz
(バンド21)
×
900MHz
(バンド8)
△※3
800Hz
(バンド18)
◎(人口カバー率99%)
800Hz
(バンド19)
TD-
LTE
2.5GHz
(バンド41)
○※4 ○※5

「○」は利用できる周波数。「◎」は利用でき、全国規模でエリアが構築されている周波数。「△」は端末は対応しているが、まだキャリアでの提供が始まっていない周波数。「×」はキャリアでは提供されているが、端末側が対応していない周波数。「―」はそもそもそのキャリアでは提供されていない周波数。
※1:ワイモバイル(旧イー・モバイル)のネットワークを利用
※2:2014年夏モデルでも非対応の端末がある。
※3:極一部の地域でのみサービスを提供している。
※4:UQコミュニケーションズのネットワークを利用。
※5:WCPのネットワークを利用。


(次ページでは、「スマホ総研は今後もiPhone 6に注目」)

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