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アスキースマホ総研 第64回

2016年は要注目!? 「KATANA 01」でWindows 10 Mobileをチェック!

2015年12月29日 11時00分更新

文● アスキースマホ総研

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2015年最後のアスキースマホ総研は、Windows 10 Mobile搭載の「KATANA 01」を紹介です!

 2015年の終盤になって、スマホ業界で盛り上がりを見せているのが、Windows 10 Mobileを搭載したスマホだ。マイクロソフトはそれまでもWindows Phoneと呼ばれるスマホ向けOSを提供してきたが、日本国内では長らく搭載端末が登場していなかった。

 国内で早くも数製品が発売されたWindows 10 MobileスマホはいずれもSIMフリー端末で、デジタルガジェットに詳しいユーザーだけが注目している段階と言える。しかし、2016年以降にさらに話題となりそうなWindowsスマホについて、税抜1万2800円で購入できるというFREETEL「KATANA 01」を、アスキースマホ総研の3人が実際に操作しながら考えていく。

次々と製品が登場しているWindows 10 Mobile
スピーディー末岡も予約済み?

ドロイド というわけで、今回はWindows 10 Mobileスマホに注目です。ここにあるKATANA 01はスペックこそエントリークラスですが、税抜1万2800円で購入できることで話題になっています。

カリー Windowsスマホって、今そんなに製品が出ているんですか? カリーさんは昔からMac側の人なので、Windowsってどうにも疎遠で。

特段嫌いなわけではないが、どうにもWindowsには疎遠と語るカリーさん

スピーディー それが次々と出ているから、今回記事にしているんだよ! というか、カリーさんはAndroidも別に詳しくないよね。

カリー 失礼な! このKATANA 01は4.5型液晶でコンパクトなのがいいですね。画面解像度がFWVGA(480×854ドット)だから、あんまり高くないですけど……。でも、安いからいいのか。Windowsスマホってこういう安価な製品ばかりなんですか?

ドロイド そんなことないです! 海外ではマイクロソフトみずから、Lumiaシリーズのハイエンドモデルを提供してます。Lumia 950が5.2型、Lumia 950 XLが5.7型でともに画面解像度はWQHD(1440×2560ドット)。さらに3GBメモリーに高速CPUですね。また、国内でも個性的な端末が登場してます。あとはあのVAIOもWindowsスマホを開発中とか!

マイクロソフトが海外でリリースしている、フラグシップのWindows 10 Mobile機「Lumia 950」

スピーディー 個人的にはアクセサリーメーカーのトリニティが発表した「NuAns NEO」をすでに予約済み! ウッド素材を使ったものなど、多数の背面パネルを用意するなど、アクセサリーメーカーらしい魅力がある!

アクセサリーメーカーのトリニティが送り出す、オリジナルのWindowsスマホ「NuAns NEO」

カリー そうなのかあ。とはいえ、スマホ業界はすでにAndroidとiPhoneの2強で独占状態なのに、わざわざWindowsスマホを出す理由というのはあるんですか?

ドロイド うーん。実はそれは難しい。

カリー ドロイドさんが言葉を濁すとは案外珍しい。

ドロイド 正直な話、みんなAndroidやiPhoneに飽きてきた部分があるでしょ? AndroidでもiPhoneでもないものだから、注目されているという部分は確かにあります。もちろんWindows 10 Mobileだから得られるメリットも存在しますけどね。

ディスプレーとキーボードをつないで
パソコンのように使える「Continuum」に注目!

カリー Windowsスマホのメリットってなんだろ? Windowsっていうから、やっぱりWordとExcelが動くとか?

ドロイド それはもちろんですね。Windows 10 Mobile端末には、モバイル版のOfficeがプリインストールされています。もっとも現在は、マイクロソフトはAndroidやiOSにもOfficeを提供しているけどね。商用利用にはOffice 365のライセンスが必要なのも同じです。

タイル状のアプリアイコンが並ぶWindows 10 Mobileスマホのメイン画面。OneDriveやExcelなどが標準で使えるのはマイクロソフトのOSならでは

スピーディー あとはOneDriveやXboxといった、マイクロソフトの各種サービスも連携して利用できる。

カリー なんかそれは当然な気がしますね。

ドロイド 企業ユーザーに受け入れやすい要素としては、端末の管理がWindowsのシステム上で一括してできる点が大きいですね。あとは「UWP(Universal Windows Platform)」というプラットフォームを用いることで、パソコンとタブレット、スマホで共通して動作するアプリケーションが容易に作れる。これは業務向けアプリでも大きなメリットになりそうです。今回OSの名称を「Windows 10」に統一したのもそうした背景があります。

そしてこちらがパソコン版Windows 10のスタートメニュー

カリー 従来のWindows用のアプリはスマホ上では動かないけど、新世代のアプリは共通化されていく可能性が高いってことか!

スピーディー もう1つ、大きな話題になっているのが「Continuum」という機能。Windowsスマホに専用アダプター経由でキーボードとマウスとディスプレーを繋ぐとパソコンのように操作できるというもの。俺がNuAns NEOを予約したのも、このContinuumへの対応を予定しているから。

Continuumのイメージ画像。通常のデスクトップ用アプリは動作しないが、Windows 10向けに開発されたアプリをパソコン感覚で利用できる。すべてのWindows 10 Mobileスマホで対応するのではなく、ハイスペックなモデルで利用可能になる予定

カリー これは見た目がカッコイイですね! その代わりにいつでも仕事に追われることになりそうですが……。


(次ページでは、「KATANA 01はエントリークラス、UIは合理的だ!」)

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