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富士見iPhoneクラブ 第165回

iPhone 5s購入反省会 14時間待ったかいはあった?

2013年09月23日 20時00分更新

文● カリーさん(富士見iPhoneクラブ)

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Apple Store Shibuyaの前で戦利品を見せびらかすカリーさん。そう今回は珍しく行列に参加したのです

 ちゃーす、カリーです! iPhone 5s/5cの発売から少々経ってしまいましたが、いやー、スゴかったですね。何がヤバいって行列ですよ。

 今回はiPhone 5sが事前予約を受け付けなかったため、iPhone 5sを確実に欲しいという層がお店に殺到。各地のアップル直営店「Apple Store」だけでなく、丸の内のドコモショップ/原宿のKDDIデザイニングスタジオ/銀座のソフトバンクショップといったキャリアの基幹店、はてはヨドバシカメラやビックカメラなどの販売店にも行列ができ、メディアに取り上げられて「iPhone狂想曲」とも賞される騒動になったわけです。

 富士見iPhoneクラブでも、リーダーのカリーさんとASCII.jp編集部の若手・マッキーが渋谷のApple Storeに並んでiPhone 5sを無事ゲットしてきました! しかし、その入手までの過程ははてしなく長い道のりで……。

「ピッ、シュワ~」がどうしてもほしい

 ASCII.jp編集部とiPhoneの行列は、切っても切り離せない関係にある。そもそも2008年、日本で初めて発売されたiPhone 3Gでは、編集部の「ミスター行列」ことハシモトらがソフトバンク表参道の行列に参加。JR原宿駅をゆうに越して、渋谷方面に向かって伸びる長蛇の列を取材した。

 次ぐ2009年のiPhone 3GSでは、発足して2ヵ月のiPhoneクラブからカリーさんがソフトバンク表参道に派遣されて、11時間待って端末をゲット。しかし後ほど並ばなくても当日買えたということが判明して、「え、何だったのこの徒労は……」と呆然とする憂き目にあう。

 その後、(予約の列だけど)iPhone 4iPhone 4SiPhone 5と実際に行列に並んで取材してきて、今回の5sで6回目の参加になる。なぜ並ぶのか。そこにガジェットがあるからに決まってるだろ──。という哲学(?)が脈々と受け継がれているわけだ。

iPhone 3GSのときにソフトバンク表参道で撮影したひとコマ。今見ると、買ったばかりなので覆面がきれいですね……

 まぁそれはともかくiPhone 5s/5cだが、今回、予約を受け付けていたのはポップな5色展開が魅力のiPhone 5cだけで、iPhone 5sはなし。一説には、指紋認証センサーの生産が遅れていて在庫が少なく、それで予約できないという報道も(真偽はともかくとして)流れていたりして、「もしかしたら当日並ばないとしばらく買えないかもよ~」的な空気が着々と醸成されていった。

 普通なら「じゃあ少し待ってから変えるかー」となるところだが、発売前のプレス向け内覧会に参加し、指を置くだけで「ピッ、シュワ~」とロックが解除できる指紋認証を体験したカリーさん的には「ん、ほしい! 今すぐだろ!!!」と買う気メーターがぐんぐん高まっていた。

ホームボタンを「ピッ、シュワ~」と押してロック解除。親指を登録しておけば、ホームボタンを押して画面を点灯し、そのまま押しっぱなしでロック解除という流れも可能だ。めちゃくちゃ便利

 カリーさん的には実は並ぶのが大嫌いで、どんなにウマいカレー屋でも行列ができてたら即座に回れ右する性格なのですが、iPhone 5sはどーしてもほしいっ! でも在庫は少なそう。じゃあ、並ぶしかないないよねっ、というわけで情報収集を開始。

 最初から在庫が多そうな直営店のApple Storeに的を絞り、Twitterで銀座と渋谷の行列の長さを逐一調べていって、より少なそうな渋谷のほうに並ぶことにしたのです。そもそも銀座には痛マスの林さんが並んでたし、日本の基幹店なので在庫は多そうだけど、そのぶん人も来そうだから。

 しかし、この決断が、のちのちアダとなるのです……。

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